広島の土砂災害と教訓
Date:2014-08-21(Thr)

敦賀気比16—1の圧勝。8強に進出。夏の甲子園8強は1997年以来17年ぶり。大会3試合連続の2桁安打、2桁得点。と勢いの言葉が並ぶ。市民としてこれほど沸き立つ気分はない。

それにしても郷土勢が勝ち残っている甲子園とは何と興味引かれるものか。ぜひ次も校歌を。まだまだ感動を共有したい。

雨の多い春の大会は砂を多く、日差しの強い夏の大会は白球を見やすくするため黒土を多くしているとか。甲子園の土である。

その土にも悲劇がある。広島の土砂災害だ。大量の土砂が、多数の住宅をのみ込んだ。39人の死亡が確認され、行方不明者もいる。ご冥福を祈りたい。

まだ、明らかではないが、災害には必ず教訓がある。広島市が住民に避難指示・勧告を出したのは、20日午前4時15分以降とか。既に、土砂災害が発生していたとか。適切に避難指示・勧告が発令されても、豪雨と暗闇の中での避難は、危険が伴う。昨年の9月の敦賀での豪雨のとき、未明の笙の川での避難勧告も発令時刻を考えている。

広島市に限らず、夜間や未明に発生した災害での避難の在り方は、重要な検討課題である。

もうひとつは、広島特有のもろい地質が指摘される。花こう岩が風化し、堆積した「まさ土」の上に、多くの住宅が建てられている。広島市では1999年6月にも、今回のような崖崩れなどが発生し、20人が死亡した。この災害をきっかけに、土砂災害防止法が2001年に施行された。 

防止法は、都道府県が、危険箇所を調査した上で、警戒区域や特別警戒区域に指定し、市区町村がハザードマップを作製するよう義務付けている。特別警戒区域では、宅地開発が規制される。だが、今回の被災地域の多くは警戒区域に指定されていなかった。

敦賀市もハザードマップに記載されているが、広島を教訓に見直しが必要か、情報は共有したい。それにしても最近の豪雨と土砂災害は、どこか異常だ。


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