洪水シュミレーション
Date:2014-09-03(Wed)

公表された『吉田調書』(要旨)を読んで、非常時の極限の行動が読み取れる。ただただ驚くというより非常時、災害時の勉強になる。福島第1原子力発電所の故人である吉田昌郎元所長が政府事故調の聴取に応じた生々しい記録。

これほど生々しいものはない。「私その時死のうと思いました」や「腹切ろうと思いました」という現場指揮官の覚悟はすさまじい。現場の状況を知り尽くした指揮官の責任感だろう。
また、現場の状況とデータから、極限にあっても事故状況を把握している。

ところで、昨日、男女共同参画センターで、市議会の政志会主催による「洪水シュミレーション」を学んだ。講師は事業者の了解を得ていないので伏せておく。

内容は、具体的に高山市役所が採用したもの。市役所は災害の恐れがある場合、市内を流れる河川の水位や降雨予測を基に河川の増水などを推定。

水の越堤や堤防決壊、道路や家屋などへの浸水の恐れがある際は、地域住民へ避難勧告・指示を発令する。

これまでの経験で04年の災害時、河川水位の測定と報告は、上流から下流に設置した水位計から送信されるデータを除いて、担当者による目視確認が中心となっていた。そのため、情報収集やデータの分析に時間が掛かっていた。市長以下、トップダウンで情報収集やデータ分析を迅速化し、適切な避難勧告・指示の発令を素早く打ち出せる体制づくりを試みた。

河川水位の計測では水位計や監視カメラによる遠隔監視の自動化を進める一方、データの分析・予測についてはITツールの援用。敦賀市も笙の川の水位計や監視カメラはあるが、洪水シュミレーションはない。

県予算の関係で笙の川の整備が進まない現状、いかにデータに基づいて判断できるか、「減災」という観点で検討してみる価値はある。内容にもよるが費用も7、8千万円とか。
話を戻すが、吉田さんは、一宝で過ちを認め悔いている。あらためて学ぶ、吉田調書がすべて正しいわけではない。極限の状態でいかに判断するか、特別警報が気象庁から出された後、避難勧告、指示を出すのは市町村の首長だ。それだけに現場の分析力が求められる。

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