中池見の保全基金、2億円を割る。
Date:2014-11-11(Tue)

昨日は議会の予算決算常任委員会。平成25年度の決算を審査している。気になったのはラムサール条約に登録された中池見湿地の基金。

大阪ガスがタンク基地予定の中池見湿地から撤退するときに敦賀市に中池見湿地そのものの寄付と、湿地の保全費用として4億円の寄付金を残していった。

毎年約2千万円が保全費用としてかかっており、4億円が現在、2億円を切って約1億9千万円となってしまった。

おさらいすると、中池見湿地は、福井県敦賀市にある、3つの低山に囲まれた面積約25haの内陸低湿地であり、泥炭湿地。日本の地形レッドデータブックにもあげられ、2012年に越前加賀海岸国定公園の一部として追加指定され、同年7月3日にはラムサール条約に登録された。

また、国内屈指のトンボの生息地である。もともとはスギの巨木が生い茂る湿地だったが、江戸時代の新田開発によりほぼ全域が水田となり、人と共存で出来上がった複雑な生態系だ。

今やかけがいのない世界の財産、日本の財産、福井県の財産だが、保全は、敦賀市が、寄付金で賄い、保全に必要な雇用も生まれている。今まで通りの保全を行おうとすると、これが10年もすると、すべて市民の税金で賄うことになる。

かけがいない自然と大事な市民の税金と、真っ向から敦賀市は向き合うことになる。中池見湿地内にあるビジターセンターや茅葺き農家の維持費用も必要だ。

自然の保全には金がかかるではすまされない。今、審議中の保全計画にも、資金計画はもちろん、寄付金によるファンドの創設などの新たな仕組みづくりが必要に思う。

原子力発電所の長期停止で税収の減少、これに人口減少による税収減の中で、国民健康保険などの社会保障、運動公園などの施設の維持と、敦賀市は本当に難しい時代を迎える。
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