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景気悪化をどう考えるか(嶺南という視点と敦賀市)・・・・。
Date:2008-08-20(Wed)

「嶺南」とは何だろうか。「嶺北」との対比でよく使われる。「嶺南」という言葉は、どうも明治以降、広く使われてきた地域名で、国を示す言葉でもない。江戸までは敦賀と美浜を境に越前、若狭だ。最近は、県都のある「嶺北」に対して、どちらかというと人口が少なく、格差という意味合いで、北と南の対立の構図から、「嶺南」という地域名が浮かび上がっているように思われる。

これも私の偏見か。県都が福井市に行き、嶺南の原子力発電所の核燃料税などが、嶺北で使われ、道路舗装など、格差が出始めた、言葉の裏側には、これを打ち破りたいという想いがつのる言葉でもある。そうはいうものの、「嶺南市」構想というのが研究されているが、そんな気配は一向にない。若狭と越前、もっというと小浜市と敦賀市は生活圏も違えば、言葉も多少違う。小浜はやはり京都圏の「おいでやす」「おおきに」の世界だ。嶺北との対比だけで、個性の強い二つの地域の嶺南がまとまるのは容易ではないことは確かだ。

大きく考えるが、内閣府が発表したマイナス成長、政府が事実上認めた景気の後退局面入りなど、経済は急速に悪くなっている。農業、漁業、運輸業など燃料負担の大きい業種の効率化支援や、中小企業に対する金融支援拡大や、非正規雇用、医療対策なども打ち出されたものの、内容を見る限り、即効性が期待できる施策には乏しい印象だ。

自動車などの輸出減少、個人消費が敦賀にも影響している。地方である嶺南一帯は、人口減少、事業所数ともに10年前より緩やかに減り続けている。敦賀市を見ても、もんじゅの再開の遅れ、3・4号建設の延期も含め、景気拡大期でさえ、就職やニートが増え、家計収入の減少など、実質マイナスに悪化。その上での物価は上昇傾向を強め、消費マインドは冷え込んでいる。

財政再建路線を掲げ、90年代以降、公共事業も減少は、嶺南とともに、敦賀市にも大きく建設業に影響している。一時的には敦賀3,4号の本格着工も大きな要素であり、真水的な効果も期待できるが、その後のことを考えれば、過度の期待は禁物だ。

好況期の恩恵が十分に行き渡らないまま現在に至っている地方、嶺南など敦賀市の経済も商業統計、工業統計を見ても伸び悩んでいることは確かだ。厳しい財政状況下で、どうかじ取りをするか。

ここまで書きすすめたが、市民生活を考えると、「嶺南」という地域で考えるとあまりにも暗い状況だ。敦賀市という単独でものごとを考え、当面は合併どころではない。財政も、将来を見通した財政運営を考えるべきだ。

駅舎建設、駅西再開開発と、建設業者は期待をかけるが、それだけでは経済は決してよくならない。石橋をたたいて渡る覚悟がほしい。バリやフリー以外の駅舎建設の棚上げ、駅西も駐車場側ではなく、西部分など具体化できたものからの建設など、短期ではなく、30年、50年といった長期的な視点が大事だ。いずれにしても、医療、介護、保険、子育て、教育など、基本的な歳出が確保できるか、それを第一に考えるべき時期だ。それほど、今回の景気悪化は長引くと私は考えるが・・・。

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