年末の御用納に想う。
Date:2014-12-26(Fri)

今年の敦賀はいつになく犯罪が多かった。先日も福井市の住宅で工作機械メーカーの会長の男性を殺害したとして23日夜、男性の妻が逮捕されました。

男性は、難病を患って寝たきりだったということで、警察は、男性の介護をしていた妻が、介護に疲れて殺害したのではないとか、みに積まされる話だ。私も介護を経験したが、介護疲れは、精神的にもまいる。これからも増える老老介護の現実だ。
いずれにしてもクリスマスを過ぎると年末は速い。今日は市役所は御用納。平和堂などは最後の歳末商戦だ。年越しぐらい贅沢にと思いたいが、そうもいかない。お節用のエビやサケをはじめ、年明け後はカップ麺やカ油や冷凍食品などの値上げラッシュが控える。

株価の上昇で家計の金融資産は6%増えたものの、外から見ると10%近く目減りしている。弱い円のために年末年始の海外旅行者も5年ぶりに減る見通しだ。家計からは円安のプラスが見えない。
まして、この嶺南地域、敦賀市は原子力発電所の長期停止で雇用や人口減少が顕著だ。一方、家計にあっては消費税再増税が先送りされても新年の家計負担は増す一方。急激な円安による輸入コストの上昇が要因で、消費減で余るコメの安さが目立つのは皮肉だ。

円の対ドル相場は安倍政権の発足後2年で5割下がった。脱デフレを掲げて円を大量流通させ、自ら価値を下げているのだから当然ともいえるが、ついに円の総合的な実力を示す実質実効為替レートは1973年以来の低さとなった。
石油危機、バブル崩壊などの荒波をくぐってきた40余年を考えると衝撃的だ。円安に伴い、5年前に世界3位に下がった日本の国内総生産は今年、ドル換算で2位中国の半分以下になるという。

円の価値で見ると、アベノミクスの風景は変わる。15年ぶりに2%台の高い賃上げ水準を実現したというが、円安で賃金そのものの国際的な価値は3割以上も下落した。現実には、厳しい年の暮れと私は理解している。
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