謹賀新年、今年も「歴史に学ぶ」ことから、長いトンネルの先の旅情とロマンにひたるゆとり
Date:2015-01-01

明けましておめでとうございます。

2015年が始まった。川端康成の小説「雪国」で「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」。トンネルが旅情やロマンの予感を漂わせる。

新年、当たり前のように過ぎるが、川端さん流に考えると面白い。トンネル続きの現代、それでも抜け出ることを考えると希望が沸く。

ひとつは北陸新幹線が、どんな影響をおよぼすのか。舞鶴若狭自動車道のように素通り、ストロー現象もあるかもしれない。一方で長野、群馬、埼玉など遠くの存在が近くになる。シャワー効果を呼び寄せる工夫も必要ではないか。

かつてあった「アウトレット構想」、一昨日もかいた「道の駅」と鉄道と港の「金ヶ崎」構想など、どう取り組むか。財政との兼ね合いを考えながらのまちづくりも面白い。

ところで、「歴史に学ぶ」というけれどはるか昔、縄文時代の私たちの祖先に教わることも多いのかもしれない。今年の考古学ニュースを振り返り、縄文前期(約6800~5500年前)、富山市の小竹貝塚では、ロシアから北海道にみられる北方系と、東南アジアから中国南部に多い南方系の人々が、一緒に暮らしていたことがわかったとの報道。それも出土した人骨91体のDNA鑑定により分かったから、これは本物だ。

 この貝塚では近畿、関東、東北で作られる土器や、九州や伊豆諸島以南でしか採取できない貝オオツタノハの腕輪も見つかっている。壮大な人や物の動き、多様な人々が共に暮らす姿を思えば、近隣諸国といがみあい、地方対都会の構図に陥りがちな現代人が小さく思える。

 国境も格差も小さく感じられる。敦賀は交通の要衝。東洋の波止場でもある。長いスパンで息長く、そして粘り強く、まちづくりを考えたい。

今年も「歴史に学ぶ」ことから、長いトンネルの先の旅情とロマンにひたるゆとりがほしい。
スポンサーサイト
【2015/01/01】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |