20年前の大きな出来事と教訓
Date:2015-01-17(Sat)

多くの犠牲者を出した阪神大震災から20年。1月17日は特別な日だ。それぞれの思いを込めて記憶を新たにしたい。若い時期5年あまり過ごした街だけにその思いも強い。ほぼ1か月ボランティアで過ごした日々の記憶も遠くなった。

神戸のまちづくりは復興もさることながら災害に強い街の教科書でもある。被害が大きかった地域には、再開発に合わせて防災公園を設けた。住民の避難場所となるだけでなく、広い空間を設けることで、火災の延焼を防ぐ狙いがある。

老朽家屋を撤去した跡地を更地のまま残す「まちなか防災空地」を増やしているのも、同じ目的からだ。市が、固定資産税を免除して、土地を借り受け、自治会などに管理を委ねている。

緊急車両の通行を想定した道路拡幅、生活用水確保のための水道管の耐震化にも力を入れた。小さな敦賀市でも参考になることは多い。

この20年の間には、東日本大震災や豪雨災害、広島市の土砂災害、御嶽山噴火の災害など大きな災害がいくつもあった。
その一つ一つを前に防災への誓いを新たにするが、自然はいつ牙をむくのか、なかなか予測ができない。現状では知見を深めながら、ほんのわずかな予兆を見逃さないよう努めるしかない。

20年前の平成7年を忘れがたくしている、もう一つの出来事は地下鉄サリン事件(3月20日)だ。この事件は世界史に残る無差別テロ事件として、いつまでも記憶に残すべきだ。

オウム真理教の事件の背景はいまだに疑問が多い。大きな出来事があれば、裏には必ず不明な部分がある。だからこそ細かく調べねばらないし、証言も必要だ。前を向くために、あらためて20年前の二つの出来事を見詰め直したい。
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