自転車の改正道路交通法の課題
Date:2015-01-23(Fri)

自転車と道路交通法改正は、今一つ、実態にあっていないように思う。そのなかで、悪質な自転車運転者に安全講習を義務付ける改正道路交通法の施行令が閣議決定された。

危険行為十四項目を定め、違反したら「悪質な運転者」になる。酒酔い運転や信号無視は当然だが、ほかに「歩行者専用道路での徐行違反」「歩道での歩行者妨害」など。本当に理解できるだろうか。

正直、自転車に関する道路交通法は分かりにくい。「歩行者専用道路」と「歩道」の区別がだいいちあいまいだ。

自転車は車道の左側通行と法は定めているが、歩道を走る場合は左右どちらでも構わない。右側を走っていて歩道が途切れ、路側帯におりると途端に違反者になる。制度と道路構造が一致しないことが、緊急避難的に自転車の歩道通行を認め、マナー違反を助長してきた。なんともややこしい。

自転車運転者が「悪質」との境界すれすれにいることなど思ってもみないに違いない
時間に間に合わすために猛スピードで歩行者を縫うように走る高校生がいたが、「悪質な運転者」の自覚はないだろう。自転車と歩行者の衝突による死亡事故も意外に多い。

軽車両か歩行者の範囲内か、道路構造の整備も含めて、運転者に分かる仕組みにしなければ、罰則強化の効果もいままで通りとなる。

悪質な自転車運転者に安全講習を義務付けるのも必要だが、地道に高校生や一般市民対象の安全講習会を繰り返して行うのが王道ではないかと思う。
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