大気汚染は、呼吸器関係だけでなく、がん、心臓病、脳出血との強い関連性があることも判明している。
Date:2015-02-10(Tue)

和歌山県の痛ましい事件で思い出したのが有吉佐和子の「紀ノ川」。かつて、彼女の作品に、はまったことがある。

一連の「川もの」『紀ノ川』『有田川』『日高川』『鬼怒川』や、現代の社会矛盾に鋭い目を向けた作品現代化にゆれる離島の生活を採り上げた『私は忘れない』や『海暗』、人種差別問題に深く切り込んだ『非色』などから、認知症老人とその介護を描いた『恍惚の人』、化学合成物質が人体へ与える悪影響に警鐘を鳴らした『複合汚染』と時代の最先端の課題を直撃していた。

彼女が今、生きていたらどうとらえたか。中国の大気汚染が深刻化している。汚染は国境を越えて韓国、日本、特にこの北陸も例外ではない。春になれば黄砂と共に訪れる大気汚染。最大の汚染都市は北京ではなく、インドのニューデーリーとか。発展途上のアジア全域の問題でもあるとか。

WHOは昨年、大気汚染に関連した死因による死者が2012年1年間に、世界で推定約700万人に上ったと発表した。世界の死者数の8分の1に当たる数値という。 

大気汚染は、呼吸器関係だけでなく、がん、心臓病、脳出血との強い関連性があることも判明している。WHOの専門組織、国際がん研究機関は13年に、PM2・5など大気汚染物質による発がんリスクを5段階の危険度のうち最高レベルに上げている。 

敦賀の石炭火力のように発電施設にろ過集塵機を付けるなど、基本的な設備投資もさることながら、化石燃料の発電との関係、地球環境問題と同様、今一度、原子力発電所を見直すことも必要に思う。
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