認知症の介護の現実
Date:2015-02-20(Fri)

敦賀市に「ふれあいサロン」というのがある。敦賀市が委託し、敦賀市社会福祉協議会と敦賀市農業協同組合が主催となって開催している。一人暮らしの高齢者にとっては有効な助け合いだ。近くの町内会館などで、健康チェック・レクリェ-ション活動・各種相談(健康・生活等)などを行っている。

地域が支える有効な認知症防止対策でもある。しかし、これも各町で行われていないところも多い。

今、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症の高齢者が700万人、高齢者の5人に1人に達すると見込まれている。また、意外に知られていないが、精神科病院に入院する認知症患者が約5万3千人に上り、そのうち約3万人は1年以上の長期にわたる。

敦賀市も高齢化率から考えると、人数は相当増える計算となる。実際、精神科入院も多い。

医療、介護面の強化に加え、徘徊で行方不明となるお年寄りの増加、詐欺被害、車の逆走などによる交通事故、虐待などの問題も、これからより深刻となる。

一方、以前は「認知症になったら何も分からない。何もできない」という偏見が強かった。しかし、私も父母を始め、多くの認知症の方とも接して来たが、長寿になるほど、認知症の介護も長期的な時間と忍耐が必要になる。当然、家族の負担も増える。

認知症の人や支える家族の悩みは医療、介護の分野にとどまらず多岐にわたる。地域で助け合いというが、そのコミュニティーができているのは意外に少ない。私の住む中央町も町内活動で普段からコミュニケーションをとっていればいいが、大半が、マンションなど近所付き合いを敬遠する住人も多い。

超高齢化する敦賀市にあって、共生できる社会をつくっていくか-。敦賀市高齢者健康福祉計画では地域の取り組が、多く取り上げられている。ところが、現実は難しい。どう地域で支えるか、「ふれあいサロン」で、なんとか実施している町内はいいが、高齢者が増大するなかで、どう構築するか、これも難しい。

来年度から介護報酬が引き下げられるなど、相反するような動きも見られる。どう地域で実践するか、本当に難しい時代だ。
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