「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)
Date:2015-04-08(Wed)

知事選、県議選の真っ最中。4年毎に訪れる桜の季節、ほとんど楽しむことはないが楽しい気分だけは伝わる。笙の川、金ヶ崎と見事だ。

ソメイヨシノはほぼ満開。早くも散り始めたが、西浦のサクラはまだつぼみか咲き始めている。一瞬の輝きを見せるソメイヨシノと異なり、野生のヤマザクラは同じ山でも開花時期がずれるため、長い期間楽しめる。

春の野山では、白いヤマザクラの花に突然出合い、心華やぐことがある。身近な里山に咲くヤマザクラにも目を向けたいものだ。

いずれも、「散る桜 残る桜も 散る桜」。良寛の辞世の句が自然と口に出る。満開だったサクラもいつかは散りゆく。

命の輝きとはかなさをサクラに見立て、日本人の死生観を表現した名句である。

4年の1度の統一地方選挙の前半部はいつもサクラの季節と重なり、華やかな選挙戦となる。今回なり特徴がある。前回は東日本大震災の直後の選挙、これも複雑だった。

今回は人口減少に、高齢化、周辺部は空き家も多くなり、朽ち果てた家も多くなってきた。

選挙は「地方創生」の在り方が全国的に重要なテーマとなり、花見に浮かれている暇はないほどだ。

地方の人口減少が加速する中、地域は再び輝きを取り戻せるのか、このまま散ってしまうのか。郷土の将来を託す政治家をしっかりと見定めたい。投票率が地域再生の一里塚とみている。

ところで、敦賀の特産の伝統野菜「黒河マナ」の収穫作業が、盛ん。市内のスーパーにも並ぶ。「黒河マナ」は、敦賀市の山地区で100年以上前から栽培されているという葉もの野菜で、菜の花に似た独特のほろ苦い味が特徴。このマナ栽培にも高齢化の波が襲っている。地産地消、東浦のミカンと共に守りたい伝承野菜だ。
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