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想定外の出来事・・・。
Date:2008-09-07(Sun)

昨日の夕方、縄間から馬背峠越え、水晶浜へ。敦賀半島西部は、日本海の夕日を眺めながるには最高だ。移動の過程を乗り物としての自転車もいい。この穏やかさはいい。それでも「想定外」の危機管理ではないが、ヘルメットとサポター、ライトは必ずつける。携帯とわずかな金も持つ。

ところで、先日、紹介した 「この秋は 雨か嵐か 知らねども 今日のつとめの 田草とるなり」。七月下旬の内閣メールマガジンにあった二宮尊徳の言葉。引用した福田首相の胸の内は、この時点でさてどうだったのか。想定外の辞任表明。自民党の総裁選で、各地の県連は、自民党も民主党も、総選挙は早いと動き出した。最近は、「想定外」がなぜか多い。

災害対策も、常に「想定外」を視野に入れないといけないのではないか。予想しない場所でいきなりバケツをひっくり返したように降るのが最近のゲリラ豪雨だ。愛知県を襲った豪雨は岡崎市で時間雨量146ミリ。想定をはるかに超え、街はあっという間に水に漬かった。福山市でも91ミリを記録し一部地域で浸水した。

神戸市での急な増水による子ども水死事故や、金沢市の伝統的な街並みを直撃した水禍も記憶に新しい。これまでと違う降り方に人間社会は虚を突かれ「想定外」とぼうぜんとしているように見える。
気象の荒れは地球温暖化が一因とされ、今後も頻発すると想定していいのではないか。敦賀は災害の少ない地域と言えようか。想定外かもしれないが、心構えは必要かもしれない。テント事故も想定外だった。

必要なのは「最悪のときにはこうなる」「そのときにはこう行動する」というイメージを一人一人が持ち、行政も「まさかの事態」を組み込んだ対策を練っておくことだろう。

豪雨災害の基本になるのは6月に改定された「ハザードマップ」。雨量に応じ、浸水する地域や水位を示している。「これだけ降ればこうなる」と一目で分かる。ただ多くは過去のデータをもとにした想定されたものだ。ひとつの目安と考えるべきかもしれない。

次いで「どう行動するか」。緊急時、自分が避難するのはもちろんだが、独り暮らし老人など近くの「災害弱者」に目配りできれば犠牲を抑えられる。プライバシーの見地から他人の家の中が見えにくくなっているが、地域でも知恵を絞り始めている。

119番を受ける側も、想定外の事態では混乱が避けられない。しかし思い違いから救急隊が現場に行かず車内の女性が水死した栃木県のようなケースを二度と起こしてはならない。情報が錯綜する中でも「ダブルチェック」「到着確認」などがきちんとできる備えが欠かせまい。

テント事故でも明らかになったように、不意打ちから身を守る最大の武器は雨雲の情報だ。しかし、十数年一度あるか、ないか経験則では防ぎようがない。風はもうひとつ想定外ばかりだ。気象庁のシステムは20キロ四方の網の目で、ゲリラ豪雨をもたらす数キロ単位の情報はつかめないという。精度を上げて予兆をつかみ、局地予報をどう実現するか。さらにそれを住民にどう素早く伝えるか。まだまだ、時間がかかりそうだ。それだけに、想定外を考えてのイベントや行事の対策は必要だ。

いずれにしても敦賀市は、防災センターはできた、消防署の指令台も充実した。防災放送の仕組み整備も本格化する。次は、想定外も視野入れた減災に向けた危機管理、マニュアル化も次のステップだ。きめ細かい危機管理をどうするか、地区も巻き込みながら対策、言うが易いが、これほど難しいものはない。それでも、そんなことを考える時期に来ている。

「この秋は 雨か嵐か 知らねども 今日のつとめの 田草とるなり」。の句の日常の危機管理が大事と思う日々だ。
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