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増収JR東西から見る敦賀延伸(北陸新幹線)を見越した観光戦略
Date:2015-05-12(Tue)

ゴールデンウィークの金沢はすごかった。新しもの好きの日本人というよりも、関東から2時間半の北陸新幹線の効果は大きい。一時的な流行もあろうが、金沢の観光戦略は先を見越した「おもてなし」となっている。

その効果が福井県、芦原温泉、東尋坊など嶺北の観光地にも出ている。そのおこぼれは嶺南には至っていない。

いずれにしても、JR東日本と西日本の業績に北陸新幹線の開業効果が出てきた。JR東は2016年3月期に北陸新幹線によって300億円の増収効果を見込む。JR西日本も今期は北陸新幹線の運輸収入として300億円を予想する。

経営分離した並行在来線の収入分を除くと、JR西には130億円の増収効果があるという。 

北陸新幹線をはじめとする整備新幹線は無駄な公共事業の象徴のように批判されたこともあったが、効果を確実に生むことはJRの業績からも明らかになった。

金沢ばりの観光資源はなくとも、北陸新幹線の敦賀延伸でどんな効果を生むか、プラス志向に考えるのが妥当だろう。それだけに8年後に迫った敦賀延伸の効果を疲弊する敦賀の経済の再生のひとつの起爆剤とする発想を持ちたい。本格化する工事の波及効果もある。

敦賀の開業効果を観光や企業の立地や投資が進める戦略はまだ描かれていない。敦賀はこの効果にいままで無頓着ではなかったか。福井市はさらに3年前倒しだとか、これこそほんとの無駄遣いであり、嶺南との連携など皆無といっていい。 

そう言う敦賀も観光戦略でも北陸新幹線を意識したものは皆無といっていい。北陸新幹線開業によって、北陸は東京からみると京都と同じ時間で移動できる位置に浮上した。敦賀延伸は三時間は超えるが乗り換えなしで敦賀に来ることが出来るのは大きい。

一極集中の東京、遠い存在であった埼玉、群馬、長野に住む方々の交流できるのも大きい。

ひとつの例が「さかな町」に長野県の松本から車を飛ばして、焼き鯖を食べに来るかたもいる現実がある。わずかな数だが、さかな町の独特の雰囲気は長野にはないとか。さかな町の資本は別にしても、雇用は地元採用がほとんどだ。いま、敦賀の最大の観光地は気比神宮ではない、このさかな町だ。これまでと違った発想が必要かもしれない。

話を戻すが、金沢のあまりの人気にJR東は今期の経営方針に、北陸新幹線の利用促進に向けて運行体系の整備とサービスの充実や広域観光ルートの開発、キャンペーンの展開などを盛り込んだとか。西日本とは違ってJR東日本の観光戦略効果は大きい。それを敦賀延伸で若狭まで引き込む敦賀の観光戦略もほしい。 
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【2015/05/12】 | ページトップ↑
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