アリとキリギリス、ゆっくりと焦らずに冬の時代も生き抜くにはーーー。
Date:2015-07-08(Wed)

帰国したなでしこジャパンを観て感じたことは、決勝とはいえ、爽やかな完敗もあるものだということだ。

主将宮間あやさんは試合後「後悔はない。みんな本当に頑張った」と。コツコツと練習を続けた成果だ。この言葉に変わるのはない。清々しい。

選挙のコツも二つ。「コツ、コツ」と歩くこと。これにまさる選挙戦術はない。

イソップ寓話のひとつに「アリとキリギリス」がある。アリは冬の食料を蓄えるためにコツコツと働き続けるが、キリギリスはバイオリンを弾き優雅に暮らす。

冬になるとキリギリスは食べ物が無く困り果て、アリに頭を下げる。まさにキリギリスはギリシアだ。アリは日本でもあるが、ここはコツコツと働くドイツとなる。 

この寓話を欧州では、ギリシャ危機に例えて語られているという。コツコツと真面目に働くアリがドイツ人で、遊び呆ける怠け者のキリギリスがギリシャ人。 

古代ギリシャのアテネでは、重要な案件は市民が全員参加して多数決によって決められた。この伝統が息づいているわけではなかろうが、国民投票でEUが求める財政再建策の受け入れ拒否を決めた。「新たな民主主義の始まりだ」と歓声を上げる。異様な熱狂ぶりである。ギリシャ国民は理解しているとは思えない光景だ。

ギリシアの今は、身を削る努力なくして再建は成し得ないと思う。

経済大国とはいえ、借金漬けは日本も同じだ。少子高齢化、人口減少、それに財政の縮小。これまでにない環境に生きている。敦賀市も同じだ。エーゲ海小国の異常事態から学ぶ教訓は多い。渕上市政も焦りすぎは禁物。急がば回れ。急いては事を仕損じる。
幼稚園の使用料問題も基本は上げたり下げたりするものではない。それを周知が不足だったとしたら、つじつま合わせ的な説明では、議会は納得できなかった。

改革には市民の後ろ楯が必要だ。今回の議会をテレビで観て、市長の答弁を聞いて失望した市民もいる。ゆっくり、焦らずに、したたかに時代に合った市政運営に、改革、財政運営にあたってほしい。

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