学園都市、敦賀として新たな段階を迎える。
Date:2015-07-28(Tue)

午前8時前後は敦賀気比の通学生が坂を上り、その後、女学生がばらばらと敦賀市立看護大学へと登る光景はある意味、新鮮だ。

敦賀市の高等教育機関、大学が、学生という実態で新たな段階に入った。敦賀市立看護大学は2学年をむかいいれ、2年後には定員200人を満たすことになる。学生も教授陣もそろい、それに大学院設置で新たな段階を迎える。

敦賀駅前の福井大学附属国際原子力工学研究所も大学院生に、2年半後には学部生が加わり、約100名を超える学生と教授が集うことなる。

敦賀市にとって、防災や医療、介護など、大学との連携を進める意義は大きい。大学の専門的な知識と、学生たちの「若者」「よそ者」の発想が持ち込まれることでこれまでになかった視点が生まれ、さまざまな課題解決への突破口を開く可能性がある。

学生にとっては、敦賀市民との連携活動で地域の魅力や課題に深く触れることが、卒業後の職業選択や就職先を考える上で貴重な体験になる。それが敦賀市への在住ともなれば喜ばしいことだ。

いくら原子力発電所の長期停止に苦しむ敦賀市であっっても、将来不安のなかでも、新たな可能性が生まれるように思う。

中長期的に考えた場合、敦賀市も大学も、少子化や人口減少、国内はもとより国際的な枠組みでの発想、競争への対応が一層重要になってくる。

地域の将来像をどう描くのか、どのような大学を目指していくのか。中途半端な対応では、ともに将来にわたって生き残り続けることは難しい。看護大学、原子力研究と、特徴ある包括連携は、双方の新たな未来を開く取り組みでもある。

紆余曲折、どう学園都市として歩むか、少子化が進むなかで、つくるのも大変だが、新たな段階に入るだけに維持発展の仕組みづくりは大変だ。
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