福島県いわき市の活況状況(敦賀市の活性化のヒント)
Date:2015-08-13(Thr)

いま、福島県いわき市にいる。暑いとはいえ、いくぶん過ごしやすい。広さは敦賀市のほぼ10倍。人口は5倍。

かつては、基幹産業であった常磐炭田と水産業の斜陽化が進み、早急な方向転換を迫られていた。

その後、全国総合開発計画に基づく新産業都市の指定を「常磐・郡山地域」として受け、昭和41年、市町村合併。

当時としては日本一広い面積(1,231.13km²)の「いわき市」が誕生した(現在は15番目である)。

この新産業都市指定と首都圏から近い地の利を生かし工業都市として発展、東北2位の工業製造品出荷額となっている。これに復興需要だ。居酒屋は、お盆と言いながら盛況だ。

一方、観光都市として脱皮する事にも成功し、東北地方で最も集客力のあるリゾート施設スパリゾートハワイアンズを筆頭に、アクアマリンふくしま、いわき湯本温泉など多彩な観光資源を持っており、平成25年度の市内観光交流人口は県内第1位の年間約788万人である。敦賀市のほぼ4倍の観光客だ。

東日本大震災後は、避難者の多くを受け入れ、福島の復興の拠点でもある。敦賀市からも原子力関係者が福島の事故対策に訪れている。

このため、除染作業の本格化による除染作業員や復旧作業員の居住地にもなっており、敦賀市からの居住者も一時期、ホテル住まいを余儀なくされているほど、住宅需要は逼迫している。

そして、今年、上野東京ライン開業により、東京駅より乗換不要でアクセスできる様になったことなどにより、緩やかに東京圏通勤・通学者が増えている。

いずれにしても、かつて、石炭産業の衰退以後、北海道夕張市など大半の炭坑都市が衰退するなか、いわき市の活性化策は、製造業の受け入れ、観光対策、そして復興需要と、活性化のヒントがつまった施策を、大震災と福島の事故の復興だけではなく、長年の取り組みの成果があるとも言える。それだけに敦賀市の今後に参考になることも多い。
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