敦賀出身者の就職事情
Date:2015-08-21(Fri)

いくぶん過ごしやすくなってきた。こんな中、敦賀出身の大学卒業予定者は、夏の暑い中、就職活動に汗を流している。大半が、敦賀市に帰って来ないのが現状だとか。

先週、報道で、せっかく内定を出した学生を、大手企業に奪われてしまうのではないか。企業の人事担当者のこんな悩みを「8月の憂鬱」というそうだ。 

来年春に卒業予定の大学生らに対する企業の選考活動が解禁されて20日。経団連の方針変更で昨年より4カ月遅い解禁となったが、採用内定の解禁日は10月1日に据え置かれたため、選考期間は2カ月の短期決戦になった、とされる。 

しかし、これはあくまで経団連に加盟する大手企業の動向だ。中小企業などには、有為な人材を早く確保しようと7月までに内定を出したところも多いとか。

ともかく、今年は学生優位の売り手市場である。大半が大手志望という現実がある以上、福井県、ましてや敦賀市のような地方の中小企業にすれば、内定辞退が続出する事態なども想定せざるを得ず、これまでに増して厳しい採用戦線かもしれない。

当然ながらそれは、大手が集中する大都市に人材を奪われることを意味している。人口減少と戦う自治体にとっても注目の「熱い夏」である。敦賀市役所も採用試験をひかえる。 

いずれにせよ、本当に憂鬱な8月を過ごしているのは、ゴールが見通せないまま、残暑厳しいオフィス街をリクルートスーツ姿で、地理的な制約もある地方の学生らはなおさらだ。 

経団連主導の日程では、地方に若者の雇用を創出するという政府の戦略もままならないのではないか。 

一方、昨夜、連合の政策懇談会で、福井県のニートの話題になったが、敦賀市内にも、都会や嶺北の企業に就職したものの仕事に疲れ、パラサイト的に親元で、アルバイトやパートで暮らす若者も意外に多い。市役所で臨時職もそのひとつだ。

一度、大手の企業を離れると、リベンジがきかない実態は地方ほど、深刻だ。まして、原子力発電所の長期停止で市内の企業も四苦八苦で、正規の職員を雇う余裕も少ない。

こんな事情から、都会の時給1000円を超えるバイト料もあり、再び都会にあてもなく戻る若者もいる。いずれも厳しい夏であることにはかわりない。
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