「まねる」は「学ぶ」に通じる。そんな知恵が結実しないのも寂しい。
Date:2015-09-07(Mon)

敦賀まつりがすべての行事をこなし終わったが毎日のように雨が降った。降り続く雨にせみ時雨も聞こえなくなった。
ついこの間までは連日の猛暑に辟易していたのに、今年の残暑はどこに行ったのかと気になるほど気候は一変。肌寒いと感じるほど気温が低い日も続いた。

この国に住む限り、列島特有の気候や気象を受け入れざるを得ない。そうすることで自然に対峙しつつ、恩恵にも浴してきた。その長い営みの蓄積の上に今の私たちがあるといえる。

実りの秋は、自然の脅威への備えを再確認する季節でもある。
ところで、地域のことは地元の人がよく知っている。歴史、文化、慣習は、地域の人に聞くに限る。だが、将来のこと、過去のことでも安易な思い込みは禁物だ。

一歩離れてみると地域の弱点や活性化のヒントが見えることがある。盆休みを利用して、福島県を訪ねた。福島の復興はまだ途上だが、活発にものごとが動いている。また、浜通りで訪れた道の駅「南相馬」は、駐車場も食堂も満杯。人口減少もあるが、一方で防災の拠点にもなる。また、この活況、まさに雇用と活気は密接な関係にある。

福島の事故対策の最前線基地、いわき市は、活況だ。居酒屋、ホテル、民宿と、かつての敦賀を思い出させる。

一般道路にもサービスエリアやパーキングエリアのような休憩施設を、として、国交省(当時は建設省)が主導して整備された「道の駅」。それぞれの地域の個性が発揮された「道の駅」は、単なる休憩施設ではなく、旅の目的地としても定着。観光、防災など、それぞれの個性がある。

交通の要衝、敦賀に「道の駅」がひとつもない。各地に住民が力を合わせ、にぎわいの創出や活性化に取り組む動きがある。マンネリに陥ることなく効果を上げるためには、よそに倣うのもいい。「まねる」は「学ぶ」に通じる。そんな知恵が結実しないのも寂しい。
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