茨城の惨状と笙の川
Date:2015-09-12(Sat)

昨日の朝、大河に浮かぶ街。テレビに写し出された光景は、こんな印象さえ抱くほど壮絶だった。茨城県常総市で鬼怒川の堤防が140メートルにわたり決壊した。あふれ出た濁流が住家を押し流す風景は現実だ。

上空に手を振って必死に救助を求める人々。ヘリからの映像を固唾をのんで見守った。あの東日本大震災の津波被害を思い起こす。

もうひとつ思い出すのは、2年前の特別警報が出された笙の川のひやひやとした朝方の光景だ。天災の脅威が再び胸を衝く。今度は「50年に1度」という記録的な大雨による。台風18号から変わった温帯低気圧と東の海上を北上する台風17号がもたらした。 

刻一刻と変化する自然界のメカニズムは、人類の英知ではまだ手の届かない所にある。雨量と笙の川の水位の関係でいくと、茨城に降った雨があれば、笙の川はひとたまりもない。それほど、脆弱だと言う意識を持つべきとも思う。

両岸の引き堤による対策がいっこうにすすまない笙の川、3年かけての調査を県が予算化したが、実情は僅かに改善するに過ぎないことも理解しておかなければならない。

今年の「二百十日」は9月1日だったが、不吉にも昨日は、「二百二十日」に当たった。災害への警戒、怠らず。何よりも不明者の無事を祈るばかりだ。いつまでも災害の少ない敦賀でありたいが、やはり「備えあれば憂いなし」だ。
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