敦賀高校の定時制の存在
Date:2015-10-07(Wed)

またまたの快挙。質量がゼロと思われていた素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた梶田隆章さんの授与。岐阜県飛騨市の地下にある観測装置スーパーカミオカンデで、3種類あるニュートリノが違う種類に変身する「振動」という現象を発見した。

この実験装置は、神岡鉱山の跡地。一度、見学に訪れたことがあるが、亜鉛鉱石の主要鉱物に含まれるカドミウムを原因とする、富山県神通川流域で発生した大規模な公害「イタイイタイ病」の暗い歴史ももつ。交通は不便だが、鉱山跡地に入ると独特な雰囲気が漂う。

一方、ノーベル医学生理学賞に決まった大村智さん。本当に親しみのある方だ。東京の江東区の工業高定時制の教諭時代、仕事を終え手に油を付けたまま学ぶ生徒の姿に発奮し教えながら自らも大学院生になったとか。。

敦賀にも定時制の高校がある。ある飲食店で働いて定時制に通う二十歳を過ぎた方と何度か話したことがあるが、「定時制の高校が楽しくて、アルバイトを終えると急いで、敦賀高校に行く」と。

時代の変遷で定時制のあり方も変わったが、ある意味、地域の縮図だ。敦賀高等学校の定時制津内分校・粟野分校も含め一時は400名もの生徒が在籍する県下有数の定時制高校であった。その後、時代の変化とともに縮小を余儀なくされた。昭和50年に松葉町の現在地(全日制と同じ敷地)に移転、新校舎として施設・設備が改善されたとか。。

平成22年度から単位制になり、三修制、前期と後期の2学期制が導入された。現在までに約2000名の生徒を送り出し、商業科を伴うなど、地域の中心メンバーとして活躍されている卒業生も多い。

現在は、各学年1学級、在籍生徒60名の普通科の夜間定時制で、生徒の大半は敦賀市内から通学している。時代ニーズもあって、多様な役目を果たしている貴重な存在だ。

余談だが、父の最後の仕事が、60年に設立した夜学の香川大学商業短期大学部の設置だった。設置にあたって何度も、さぬきうどんを土産物に文部省に通ったことを思い出す。私の友人も通い、こっそり父の講義を受講したこともある。

夜学だけに独特の雰囲気がある。油まみれではないが、会計などの講座もあり会社の事務服での女性もいた。確か、二十歳を過ぎていたのか、友人と大学の近くの居酒屋で朝まで飲み明かした思い出だけが残る。ただ、この短大も勤労学生の減少か、今はない。

いずれにしても、地方の小さな町での敦賀高校の定時制の役割は、生徒が減少しても多様な役割があり、敦賀市立看護大学や福井大学の高等機関は、敦賀の違った意味の原動力になることは確かだ。

それと、いま飛び込んできたニュース、高木毅衆議の復興大臣の内定、これは、敦賀にとって快挙。今日はこの話題でもちきりとなる、ことは確かだ。

:
スポンサーサイト
【2015/10/07】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |