税金の重さを考えない施設維持では困る。
Date:2015-10-10(Sat)

今は10月の第2月曜日になった「体育の日」は、もともと10月10日。当時、小学6年生、いまでもしない快晴。「健康増進を」と1966年に祝日になったのは、その2年前に開かれた東京五輪開会式の日にちなむ。繰り返しにもなるが、当日は雲ひとつない秋晴れだった。今日は、残念ながら曇りとか。

一方、TPPの大筋合意とノーベル賞ラッシュが重なり、内閣改造がかすんでしまった。それでも高木毅衆議の大臣就任は敦賀にとって明るい話題。また、昨年の物理学賞3人受賞に続く快挙は、ラグビーのワールドカップと並び、しばし閉塞感を吹き飛ばすカンフル剤になった気がする。昨年の青色発光ダイオード(LED)も同じだが、研究成果が人類にどんな恩恵をもたらすか、地道な取り組みこそ大事だ。

ところで、昨日は敦賀市議会で、アクアトムの説明会、赤レンガ倉庫の内覧会、議会研修と続いた。日本原子力研究開発機構のアクアトム、2012年3月末に閉館したまま活用策がないまま、今日を迎えている。市民には原子力の関連施設との意識も薄らいでいる。

アクアトムは、そもそも、敦賀市は、費用は負担しないとする方針から淵上市長になって、再利用で費用負担が決まった、これまでの方針を変更する。それには理屈と説明がいる。正直、これまで男女協同参画センターの一部の移設など、9月議会で検討していたのが、昨日は「難しい」の一言。他の施設を3つほど検討するなど職員の苦労はつきない。

正直、この問題は、原子力との関係もあり、なんとか残したい。そのために、福井県も敦賀市も努力してきた。特に敦賀市の基本路線が、費用負担を極力を押さえると言うのが基本のはず。人件費もしかりだ。それが「難しい」では納得できるものではない。

敦賀市は、アクアトムの再利用にあたって、子供の遊び、学びで企画した。子供の観客数だけに判断するべきものでもないが、税金の重さを私たちは常に考えるべきであり、子供の施設も百歩譲って、企画もいいが、基本論の税金に対する市の考えの甘さ、総合的に観光戦略における受け皿など、トータルビジョンのなさをあらためて感じた。

一方、赤れんレンガ倉庫の完成前の内覧会があった。確かに素晴らしい。レストランも期待できる。ジオラマ施設も明治から昭和の古きよき時代の敦賀市が表現されている。レストランの人気、ジオラマの目新しさと、子供たちに敦賀の昔を伝える、本当にいい施設ができた。観光客の人気もしばらくは持続するであろうが、敦賀市全体の観光ビジョン、回遊性、戦略にかけ、今はいいが将来はといった構想がまだまだ定まっていない。

そのひとつが博物通り、市立博物館はリニューアルしたものの、平日の閑散は、三軒あった店舗のひとつの撤退につながった。過去は市民温泉リラポートの赤字、なんとか財政力で市民のための施設となっているが、これからの施設維持は厳しい。

正直、北陸新幹線敦賀延伸までわずか7年半、どう観光戦略をたてて、受け皿とするか、アクアトムもそのひとつ、県との総合施設だけに、税金の重みの中で、子供の学び、遊びの施設、そして、他の施設との再利用を真剣に考えるべきだ。





 
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