敦賀のマンションからも見える都市事情
Date:2015-10-21(Wed)

敦賀市内の空き家は目に見えない速度で増えて1000軒を超えている。一方、大規模なマンション建設もほぼなくなった。かつて、中央町には、乱立といって言えるほど建設が続いき、すぐに完売。ところが古いマンションでは、リフォームも多くなり、空室もちらほら。マンションも少子高齢化人口減少の波を受けはじめている。

横浜の傾斜マンション問題のせいもあるが、マンションに目を向けると、ひとつの都市事情も見えてくる。東京を始め都会ではいまだにマンション建設が進み、ところによっては「億ション」開発が相次いで、10億円超の建設物件もあるとか。

東京オリンピック、それに景気回復や海外からの投資流入もあるとか。東京の一局集中とは裏腹に、いずれ空室、定住者のないままマンションも空き家も考えられるとか。

コンクリートの建物は見た目は堅固ながら、実際の耐用年数は数十年。むしろ木造の方が長寿だともいわれる。木造は傷んだ部材を交換していけば、社寺のように100年単位でもつ。コンクリートはそれが難しい。このまま部分的な取り換えや更新の仕組みを考えないのでは、どれも不良資産になるとも。

世界遺産に登録された軍艦島では、廃虚と化した大正−昭和の高層建物群の劣化調査が以前から行われている。こうした研究から、新たな保全技術が生まれるかもしれない。とはいえ、今ある全国のマンションやビルの一体どれだけが、数十年後もどれくらいが、現状維持を保っているだろう。規模が大きければ大きいほど、解体も建て替えも容易でない。

一方、コンクリートの公共施設も、市庁舎の耐震問題、小中高の耐震は終わったものの、今度は老朽化問題が財政事情と絡み難しい問題となる。運動公園のスポーツ施設、プラザ萬象など大規模な施設にも雨漏れをはじめ老朽化問題は早め早めの措置も大事だ。ところが、これも目に見えない箇所も多いだけに後回しでは、そんな裏事情も加わっている。
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