夕張市の教訓、さらには温暖化、TPP
Date:2015-10-24(Sat)

北海道夕張に「夕張ワイン・シューパロ SWEET」がある。
北海道産のぶどうを使用し、フルーティーな香りと味わいをそのままに、アルコール分を10%未満に押さえたライトタイプのワイン。販売場所は、夕張市内小売店限定。

夕張メロンを筆頭にあの手この手だが、食品開発にも販路拡大も限界がある。山間の土地柄、農業には、むかない。炭鉱が閉山になり、活路を観光に求めたが、設備投資と観光客がさほど増えなかったなど、観光業は都市間競争の最たるもの。費用対効果など、自治体が行うには限界がある。敦賀市も注意が必要な分野だ。

ところで、フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」は毎年11月の第3木曜日に解禁される。ことしは19日がそれに当たるとか。

一方、欧州の産地に異変が起きているという。これまで寒冷な気候でワイン造りに不向きとされてきた北欧スウェーデンでブドウ栽培が拡大、酸味が強めの独特の味が評判を呼べば、山国スイスでも年々品質が向上しているとか。

これに対して、伝統的な産地である南欧スペインやイタリアでは品質低下や干ばつに苦しめられており、産地異変の背景に地球温暖化があるとみて、スペインでは畑を標高の高いところに移す農家もあるという。

温暖化が農林水産業や暮らしなどさまざまな分野に大きな影響を及ぼすことが指摘されて久しい。日本の農業分野に限ってみても、高温に弱いコメや果樹は既に品質低下などの影響が表れているとも。

温暖化に加え、北海道のような酪農や小さいといえども敦賀の農業もTTPでは、「情報が少ない」「ただでさえ国産米が余っているのに」という酪農家やコメ農家の懸念はつきない。こうした声に応えるには、一日も早く臨時国会で説明することだと思う。

政府は被害を最小限に抑える適応計画を来月末からの気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向けて策定中だ。それは気温上昇と向き合う21世紀日本の国づくりの指針となる。これからに敦賀市の生きる道の大きな産業、原子力とも関係する。

エネルギー産業のまち夕張市と敦賀市、大きな意味では、国の産業政策の中で、生きてきた。過去の教訓は大事だ。
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