脚光あびるまでには、長い年月の地道な調査、掘り起こしがある。
Date:2015-10-27(Tue)

昨日は、昼休みは職場で、夜は連合での市政報告会、地道な報告が活動の基本となる。今日は調査、掘り起こしが脚光あびるまでの基本となる例を紹介したい。

秋の夜長、映画「杉原千畝」の原作(著/大石直紀)を読むと、満州、リトアニアでのスパイ活動こと、情報収集を続けていた杉原、リトアニアでのナチスの迫害を受けたユタヤ人の人々が、彼のもとへと日本の通過ビザを求めて集まってくる。政府に了承を得ようとする杉原だったが、もはや一刻の猶予もならず、自らの判断でビザを発給することを決意と、その時代の空気と緊迫感が伝わってくる。12月の映画が楽しみだ。

杉原千畝の本も数冊出て、人物像が明らかになっているが、これも敦賀の古江さんなど、長い年月の地道な調査、資料集め、掘り起こしの成果であり、今日の世界記憶遺産への挑戦の土台となっている。

一方、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」は、幕末から明治の激動期を駆け抜けた女性実業家、広岡浅子がモデルの物語。作家古川智映子さんの「小説、土佐堀川」が原案とか。これも地道な調査、掘り起こしが今日の朝ドラとなっている。

女性が抑圧されていた時代、何度こう言い放たれても、主人公は持ち前の才覚と明るさで、嫁ぎ先の家業を切り盛りし、借金取りにも出かける。

実際の浅子は、のちに炭鉱事業や銀行経営を手がけ、今に続く大同生命や日本女子大の創設にも携わったスーパーウーマンだが、古川さんの本が出るまで、知る人ぞ知る人物だったようだ。初版は1988年で27年も前。執筆当時、浅子の資料はほとんどなく、古川さんが親族に当たるなどして丹念に調べ、その生涯を歴史小説にまとめ上げた。「女性活躍」が叫ばれるこの時期、再び脚光を浴びる浅子。歴史に埋もれた傑出した女性を、今によみがえらる、成果は大きい。
 
杉原千畝や広岡浅子の生涯は、まさに「出る杭は打たれる」が、それでも「打たれても何度でも杭を出す」生き方だ。信じる道を突っ走る姿は、感銘を受ける。

ところで、敦賀の豪商、大和田荘七の生涯も「何度打たれても杭をだす」生き方、調査、掘り起こしはされているが、まだ小説、物語はない。
 
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