ものづくり日本の意地
Date:2015-11-13(Fri)

昨日、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が初飛行に成功した。ものづくり日本の夢と意地が乗っかっている。

私が初めて飛行機に乗ったのは高松~大阪便、40年ほど前か。国産プロペラ機のYS11、今でもその感触は独特だった。興奮どころか身がすくんだ。想像を超える機体の揺れ、ゴーンと鳴りやまないプロペラ音。臆病者には不安ばかりが大きかった。それでも地方路線の花形だった。赤字を抱え製造自体は1970年代に打ち切られる運命だったが、その国産航空機産業の歴史の針がきのう、再び動き出した。どこか心が弾む。

ところで、高速増殖炉「もんじゅ」の現地における工事が始まったのが、確か昭和58年1月。土地はすでに昭和45年当時、白木に当時の動燃が取得していた。

市民文化センターでの公開ヒア以後、防波護岸工事、白木トンネル工事、もんじゅ隧道工事、敷地造成工事等に着手し、昭和60年10月まで建設準備工事が続けられた。これも新型転換炉ふげんに続く大型プロジェクトだった。

被爆国、日本の原子力平和利用の日本のものづくりの夢と意地があったように思う。そのもんじゅが、原子力規制委員会がいまの日本原子力研究開発機構に運転を任せるのは不適当だとして新しい運営主体を明示するよう勧告する方針を決めたが、安全第一は当然としても、国のエネルギー政策の重要さ、意地だとか、その初心すら感じられない不親切な勧告と言えよう。

これを受けて西川知事は、12日、経済産業省を訪れ、林経済産業大臣に対し、「もんじゅは核燃料サイクルの中核施設であり、政府の責任において課題の解決が必要だとした。
関係閣僚による責任体制をつくって対応しなければ、同じことの繰り返しになるのではないかと懸念している」と述べ、政府全体で責任体制を整えて、もんじゅの運営の立て直しに取り組むよう要請。

これに対し、林大臣は「主管の文部科学省の責任のもとで、課題の解決に向けて検討していくと認識している。核燃料サイクルは、自治体や国際社会の理解を得つつ推進するという方針に変わりはない」と述べ、経済産業省としてはもんじゅをめぐる問題とは切り離して、今後も核燃料サイクルを推進していく考えを示した。的確に迅速に西川知事の要請も林大臣のコメントも妥当だと言える。翻弄される敦賀市としても、渕上市長、ひとつ行動を起こすべきではないか。
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