大阪の地盤沈下は、近隣の地方都市にいい影響を与えない。
Date:2015-11-23(Mon)

地方都市では理解できない選挙構図が大阪の選挙だ。大阪は近年、企業の流出が続き、経済的な地盤沈下に歯止めがかからない。賃金など格差も広がり、人口減少、少子高齢化も加わり、地方都市の拡大版とも言える。


その典型が大阪の山谷、山谷の街は急速に高齢化が進む。住民票を置かない人も少なくないので、正確には分からないが、山谷の高齢化率、つまり65歳以上の割合は推定50%超とか。浮き沈みは世の常、生活保護を受けながら、それでも日々の暮らしに懸命だ。敦賀市とはまったく違うとはいえ、反面教師の大阪を冷静に見ておきたい。

いずれにしても、大阪の有権者が閉塞感を抱き、変化を求める中、発信力の高い橋下氏らに対する期待の根強さが示されたとも言える。敦賀市の平和堂前での橋下氏の演説に興味本意にしろ、多くの市民がかつて集まった、その人気は大阪ではいまも健在とか。

職員や外郭団体の削減、市営地下鉄の値下げなど、実績を強調する大阪維新の戦術も奏功し、地域政党・大阪維新の会の完勝である。

友人曰く「政治の劣化で大阪は、この四年間、何もよくなっていない、また同じ構図が展開されるのでは」と。。

それにしても構図のわかりにくい選挙だった。表向きは知事選も市長選も自民党と大阪維新の事実上の一騎打ちだったが、。その一方で安倍政権中枢の菅官房長官が大阪維新の松井一郎知事と告示直前に会談するという出来事があった。

安倍政権打倒を訴える共産党は自民党候補を全面支援し、国政与党の公明党は自民党と組まずに自主投票だった。その一方で大阪での民主党の人気は地に落ちている。政党政治が駆け引き政治になっている。

まさに、「大阪都」構想に再挑戦する構えだが、不毛な政治対立の再燃が懸念される。今後とも続くであろう、大阪の地盤沈下は、関西の地盤沈下、ひいては敦賀市など近隣の地方都市にはいい影響は与えない。
 
 
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