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中池見の保全は難しい・・・。
Date:2008-09-27(Sat)

彼岸花からコスモスへ。野坂の残照にコスモスも一景か。クロスバイクで粟野の夢街道。昨日は雨、それでもコスモスが目立ち始めてきた。秋晴れがほしい。そんな雨の一日だった。

高く澄んだ空の下、風にそよぐコスモスの風景は、秋には一番だ。粟野、野坂には合う。野辺に、田んぼに、街の空き地や庭先にと、どこにでも育つ身近な花だ。弱々しげに見えて性は丈夫。女性の姿と重ねる、と書きだすと、先が続かなくなる。

昨日は午前中、中池見へ。中池見湿地の横切るように通る国道8号線の地盤沈下対策工事について、敦賀市議会環境保全特別委員会で、現地を視察。樫曲トンネル出口すぐから福井方面へ。地盤沈下でわずかに波打つ路面と亀裂が目に入る国道8号線の現状を確認。

11月にも対策工事を始めたいとしている国土交通省側から、工事の概要について説明を受けた。湿地は、当然、地盤も悪く、当初から地盤沈下が進み、何度か修理補強をしていた。発泡スチロールのブロックを敷いた上に道路をつくる特殊な工法で建設されたが、効果がなかった。

国土交通省は、8月、円柱状の穴にコンクリートを流し込み支柱にする新しい工法で対策工事を行いたいと、樫曲の地元や市民団体に説明もしたが、、環境への影響について詳しい説明がないと反発していた。それでも国道の安全も大事だ。

午後からは、市役所5階で視察に続いて委員会を開き、工事による湿地への影響について、十分な調査と説明を求める意見書を市議会として国に提出することを決めた。

雨の中池見湿地は、穏やかな風景だ。たおやかな風情は、すっかり溶け込む原風景だが、国道8号はなじまない。それでも、いまさらルートを変えることはできない。さらに四車線化工事も予定されている。ラムサール条約登録へと大上段に構える前に、保全のためにどうするか、そんな環境保全の気配りもほしい。保全には金も時間もかかる。

コスモスの意味は、宇宙をも意味する。中池見の小さな自然にも、深部の泥炭湿地5万年の大いなるものを見る。これも日本の風土、敦賀の大事な自然だ。それでも保全は難しい。その選択を市民はしている。その覚悟も必要だ。

これから一層、日は短くなるが、せわしない日常の息抜きに中池見を訪ねるのもいい。
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