粘り強く取り組む課題。
Date:2015-12-03(Thr)

金ヶ崎の「ミライエ」の賑わいが赤レンガ倉庫との相乗効果も加わりブレイクしている。それまで、ライトアップした赤レンガ倉庫の風景は幻想的だったが人影はほとんどなかった。寒空のひとつの名所が生まれた。実行委員会など市民の手作りでの賑わい、すぐに継続との声も上がるが、まずは今年の成功に敬意を表したい。

各地の夜の光のイベントの源流、『神戸ルミナリエ』は明日から始まる。阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年の12月に初めて開催。わずか10日間だが明かりの見事さに被災者の鎮魂という幻想的な風景が加わり、毎年、大変な混雑が続いている。継続は力だ。

一方、昨日も議会の雑談で水木しげるさんの水木ロードの発案は、境港市の市役所の職員だが、地元の市民、商店街が粘り強く取り組み、盛り上げブレイクした。それが、敦賀のシンボルロードに影響を与え、主人公「鬼太郎」は各地域づくりにも大きく貢献している。

地元境港市の水木しげるロードはもちろん、ドラマ化された妻・布枝さんの出身地・安来市大塚町も同じだ。さらに東京・調布市の深大寺でも鬼太郎茶屋がにぎわいに一役買う。

小浜線のゆるキャラのラッピング列車の源流、JR境線の列車とも伺ったことがある。鬼太郎という不滅の主人公を通して大きな文化遺産ともなるものを残した水木さん。最後まで創作に挑んだとか。精神は形は各地域で生きている。

まったく話は変わるが、高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる原子力規制委員会の勧告を受けて、馳文部科学大臣は、昨日、福井県を訪れ、「もんじゅ」を視察。

西川知事や敦賀市の渕上市長と会談し、日本原子力研究開発機構に代わる運営主体をどうするのか、政府の方針を早急に検討する考えを示した。12月中に専門家をメンバーとする検討会議を立ち上げ、もんじゅの運転再開に向けて、政府の方針を、早急に検討する考えを前提としているだけに率直に評価したい。

もんじゅに対する国民の声は冷たく厳しいが、エネルギー資源のない日本という原点に帰れば、自ずと厳しさも乗り越えるしかないとも。馳大臣は敦賀市の渕上市長と会談し、もんじゅをはじめとする核燃料サイクル事業の意義や、必要性を改めて明確にするよう求める要請書にも、その原点があるように思う。核燃料サイクルの原点の町、敦賀の苦悩はまだまだ続くが、市民生活に直結するだけに、時間はかかるが粘り強く取り組む課題だ。
スポンサーサイト
【2015/12/03】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |