敦賀市の経済実態と今後
Date:2015-12-11(Fri)

私の今回の一般質問のテーマは1、新幹線開業を見据えたまちづくりと2、もんじゅ勧告を受けての対応だったが、もんじゅの動向は、今後の敦賀市の景気動向、雇用など最大の不安要素だ。市長も議員もそれほど口には出さないが、その影響の大きさは肌で感じている、

かろうじて、舞鶴若狹自動車道に続く、北陸新幹線の建設が下支えをしているのではないか。そこで、市長の「敦賀再生」となるが企業誘致、観光と議員の質問に答えているが、それ以上に大きな波が押し寄せている。

北陸新幹線の建設工事が終わる、7年近くに迫った北陸新幹線の敦賀開業という大事業に託したくなるが、これも敦賀市の財政事情から難しい局面にある。観光資源はあるものの、いかに整備するか、市長答弁でもその難しさを感じた。商業統計に観光産業に占める割合がこれまでほとんどなかっただけに、原子力発電所、北陸新幹線など工事はあるものの、作業員のホテル、民宿などサービス業の足腰があまりにも弱く、逆に減少傾向にあるとも言える。

敦賀市の景気動向は、経済指標は商工会議所の景気動向調査を見ても正直、実態経済がどうなっているのか、判断が難しい。ただ、福島の事故以降、転出者が多くなり、明らかに人口減少が顕著になっている現実がある。人口減少は経済の縮小を示すバロメーターでもある。これに敦賀1号機の廃炉の影響が加わる。市の税収減もその指標の表れだ。

北陸の石川県では新幹線の開業効果で観光に関連する事業を中心に活況を呈しているが、他の業種では先行きを楽観できない状況が生まれている可能性もある。

福井県には、嶺北の製造業はいいとしても嶺南は原子力発電所の長期停止で明らかに悪くなっている。その指標は転出者の増加による人口減少だ。美浜、敦賀の実態はその厳しさを表す。一方、先日、嶺北の起業家に伺っても「それほどいいとは思わない。中国経済の減速の影響もあるのではないか」と。小松市に主要な生産拠点と多くの発注先を持つコマツはでは9月中間期の連結決算で、中国向けの建機や車両の売上高が前年の半分ちかくになっているとか。

福井県も中国減速の影響は繊維機械などにも及んでいる。嶺北の停滞、嶺南の減退と、直近でわかる指標は人口とも見ている。転出者の人数が増えたまま未だに減らない、転入者が減っている現状が実態経済の指標ではないか。

冷静にとらえ、現実を把握するなかで、対応するしかない。経済実態だけでのべると幸い北陸新幹線の建設が下支えするなかで、直近では最大の課題は、安全、安心は第一としながらも、もんじゅの勧告を受けてどうするか、次に敦賀2号機の対応、次に新幹線開業を見据えたまちづくりとなる。製造業も中国経済の影響や企業誘致にも時間がかかり、サービス業は原子力発電所での影響が大きいだけに敦賀市の対応が、今後を左右するといえる。
 
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