県議会の重大な決断(高浜3、4号)
Date:2015-12-18(Fri)

福井県議会は昨日、関西電力高浜3、4号機について「再稼働の必要がある」とする決議を可決し、再稼働に同意した。県議会の対応は新基準における最初の判断となるものと評価したい。これが嶺南、敦賀にと広がることを期待したい。

これにより今月3日には高浜町の野瀬町長が同意を表明。西川知事は町長の意向や県議会の議論を判断材料の一つと位置付けており、再稼働に向けた手続きが大きく前進した。

安全を第一として、敦賀市の敦賀2号、もんじゅと道にりは長いがひとつひとつ乗り越えるしかない。県議会の決断、市議会の決断と、それぞれの決断が地域の発展、市民、町民の生活に影響する。

ところで、成長と低迷、高揚と落胆、達成と屈曲。敦賀市の50年の歴史でも、時代の陽と陰が浮かぶ。なかんずく目が向くのは、それぞれの重大な選択や決断だ。

原子力発電所の誘致、敦賀1号ふげん、敦賀2号、もんじゅの建設と続いた、これまでの敦賀市の決断は、人口増加、発展となり、敦賀3、4号の本格着に続くか、に思えた。

それが福島の事故からの現在の低迷。人生に三つの坂があると言われ「のぼり坂、くだり坂、そして、まさか」の「まさか」からの状況。東北の被災地は比べものにならないが、現実はしっかりと受け止めての判断も大事だ。それだけに今後の判断は重要となる。高浜町、福井県議会は英断と思う。

財政状況が傾く中で、敦賀市、福井県のアクアトムの決断が英断となるよう、今議会での出された疑問が懸案に変形し、今に尾を引くものであってならない。

話を転ずるが、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、大沢たかおさんが演じた初代県令・楫取素彦は近代群馬の礎を築いた人物として評価されている。とりわけ大きな功績として挙げられるのが教育振興だ。師範学校や医学校、女学校を開設したほか、自ら有力者に資金拠出を依頼して回り、小学校建設と修学を奨励した。その後の群馬の小学校の就学率は大きく上昇し、全国でも教育が盛んな地域となった。これは上り坂での大事な事業の決断であり、英断となり、その後の群馬県を支えた。

一方、敦賀市立看護大学設置の判断も、医療面での看護師確保と資質の向上を目的とした。気がかりは、他県出身者が多いだけに市内に留まる学生がどれだけいるのか、財政面での負担にならないのか、これも決断が懸案となり尾を引いてはならない。

財政状況が厳しくなるなかで、教育にも暗い影を落とす時代を迎えている。楫取に倣い、未来を見据えて教育のあるべき姿、人口減少の中で看護師確保の面での未来に英断と評価されるように看護師確保の視点での施策も大事だ。
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