北陸新幹線の大幅増、もんじゅの減額と敦賀市
Date:2015-12-28(Mon)

予算と人事は、語らずとも市長の方針が理解できると、昔、講演で教わった。まさにその通りだ。2016年度の政府予算案決定は、まさに国の方針であり福井県に対する姿勢でもある。

前にも述べたが、北陸新幹線金沢—敦賀の事業費が4倍超、敦賀以西ルートなどの調査費も増額となり、23年春開業に向け大きく進展した。本年度比4・1倍の900億円で、新北陸トンネルなどの建設が本格化する。駅前の機構の事務所も建設が急ピッチだ。敦賀の景気の下支えになることは確かだ。

若狭ルートなどの調査費は8億4500万円も大きい。終着駅、敦賀をしばらく続けてほしいが、現実はあまりにも不自然だ。敦賀以西の工事も敦賀の景気の下支えとなることも確かだ。

原子力発電所立地地域振興では、敦賀1号など3基の廃炉や、停止中でも一定程度稼働しているとみなす規定の見直しで電源三法交付金が削減。一方、同規模の45億円を「エネルギー構造転換理解促進事業」として新規計上した。これも評価できる。どうこれを敦賀市で使うことができるか、次年度以降も使えるだけに有効に活用したい。

なにより心配なのは、もんじゅ関連予算は、200億円から185億円に減額。運転再開の予算や新規制基準対応費は見送られたことだ。まだ結論も出ていない段階でのこの減額は理解できない。また、敦賀1号、2号ともんじゅの固定資産税の減少も今後、ボディブローのように影響してくる。

これらをもとに、県予算、敦賀市の予算編成が最終段階となる。各種の補助金の減額作業が進んでいる。歳入が厳しい中で、北陸新幹線の受け皿、施設の維持管理、国体準備、増え続ける社会保障と歳出をどう構築するのか、将来像も含めて、予算編成に注目したい。
スポンサーサイト
【2015/12/28】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |