伝統野菜
Date:2016-01-14(Thr)

寒いと言っても、愛発の峠、新道にも雪はない。そろそろ降っても、そんな感覚だ。ところで、「伝統野菜」と呼ばれる各地の特色ある在来品種の野菜を見直す動きが活発だ。全国的には京野菜、江戸野菜などが有名だ。

敦賀では、杉箸でので大根やカブラを“カンバ”、赤かぶらを“アカカンバ”と呼んでいた。表面は深紅色、果肉は白色で、ゴマと呼ばれる赤い斑点がある。肉質は硬いのですが水分が多いため、生食では適度な歯応えとなり、酢で濃いピンク色に発色。みずみずしいため、生の食感を活かしたサラダ、加熱時間の短い調理に向いている。

もうひとつは、古田刈のカブラで、純白で光沢があるその表面はまるで羽二重のように美しい様相。一般的な白カブに比べて肉質は締まっていますが、やわらかく甘味があり、辛味や苦味をほのかに感じ。煮崩れしやすいので、サラダや浅漬け、加熱時間の短い汁物の具などに幅広く使用される。

その他に黒河マナ、東浦みかんがある。こうした野菜の多くは、作り手の減少に加え、大量生産品種や安価な輸入品などに押され、市場から姿を消しつつあるものだ。しかし近年、安心・安全で、その土地ならではの個性的な味を求める消費者ニーズの高まりなどを受け、ブランド化を図ろうとする動きが盛んになった。

ブランド化を進めるに当たっては、栽培に手間がかかるなど、いったんは市場から姿を消した理由があることを踏まえる必要がある。その上で、売り方や食べ方を含めた戦略を構築し、いかにファンを増やせるかが、安定した生産にもつながりそうだ。
 
地域ごとの取り組みにとどまるが、なんとか守りたい。
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