夜行バスと原子力発電所
Date:2016-01-21(Thr)

昨日は議会の研修会で福井へ。「シティプロモーション」と興味ある演題、後日、ご報告したい。福井ではガソリン価格が108円と切っている。敦賀でも、そろそろ切る日も間近の勢い。

ガソリン価格の下落は利用すると消費者にはいいが、昨日の株価が急落、急な円高、正月早々から何か不安な幕開け、そして、もう大寒、本当に寒い。それでも積雪0センチ、気温1.7℃(中央町、雪道ネットより)と、冷たい風ながら雪のない状況が続くのはちょっぴりのご褒美か。

ところで、敦賀~東京往復で時間の節約もあり、安さという魅力と重なり、よく夜行バスを利用した。しかし、最近は歳を重ねたのかほとんど利用しなくなった。先日、久しぶりに利用すると大半が若い男女だ。それも満杯に近い。確かに需要は多い。東京をはじめ、名古屋、大阪と充実してきた。

JRと福鉄バスの共同運行だけに、事故の可能性など頭の隅にもなかった。ところが軽井沢町のスキーバス事故、小規模業者では、学生を中心に14人もの命が犠牲になり、あらためてご冥福を祈りたい。

今回あらためて認識したのは、長距離バス事故が小規模業者により、繰り返されてもなお、格安の夜行バスの需要があることだ。特に昨今の大学生は学費の高騰などで金銭的余裕が少なく、安いツアーは人気と聞く。

いつの世も、より安価なサービスを人は求め、そこに若者が集まる。その一方で、安いサービスの向こうには、必ず厳しい労働環境が潜んでいるといって間違いない。より安い移動手段を求める若者と、厳しい仕事に労働力を切り売りして生活していた高齢者。事故は今の日本社会の一断面を、図らずも見せつけてくれた。

死亡した運転手は50代後半と60代。深夜の長距離運転が、2人にとって過酷だったのは想像に難くない。それでも2人は厳しい労働に従事せざるを得なかった状況があることだ。

敦賀市にも原子力発電所の長期停止で高齢者が原子力関係の仕事がなく、寒い中や夜間の監視業務などについている。病気を患い、働けないので生活保護ギリギリで生活している高齢者もいる。正規の就職がなく若者は都会へ、働き盛りは単身赴任で、高齢者は仕事がない、この現状、一部とはいえ、しっかり受け止めておきたい。

夜行バスといい、原子力発電所の長期停止といい、そこに、社会の弱い断面があることを忘れてはならない。
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