春近し、敦賀気比と高浜3号だが、足下で団塊世代の2025年問題
Date:2016-01-30(Sat)

春近し。明るいニュースが昨日ふたつ。ここは福井県レベルだが、いづれも敦賀市にも関係する。ひとつは第88回選抜高校野球大会(3月20日から12日間)の選考委員会は、敦賀気比、福井工大福井が北信越代表として選出された。予定通りとはいえ、嬉しいニュースだ。春がまたまた楽しみとなった。

もうひとつは、関西電力は昨日午後5時、安全を最優先にひとつひとつ、点検を繰り返しながら取り組み、高浜3号機の原子炉を起動し、再稼働した。今日の午前6時にも、原子炉で核分裂が連続して起きる「臨界」に達する予定で、2月下旬には営業運転を始める見通しとか。新基準によるはじめてのプルサーマル燃料でもある。

これまでも大規模停電が起きていないのは、老朽火力発電所、敦賀火力をフル稼働させて、しのいでいるためだ。綱渡りの状況を脱するため、敦賀2号など規制委には迅速な審査が求められる。いずれにしても、これも経済が低迷する嶺南地域にとって活気につながる。ひとつひとつが春への足音に感じる。

一方で、足下で嶺南は急速に人口減少、高齢化が進んでいる。高齢化の進展は2007年問題から2025年問題と移る。団塊世代が後期高齢者になる2025年を目指し、敦賀市は地域包括ケアシステムづくりに取り組んでいる。自宅をベースに、医療・介護や生活支援、介護予防事業などを一体的に提供しようというものである。

要介護者が年々増えているが、人材や財源が限られる中では、その医療・介護は病院完結型から地域完結型にならざるをえない。一昔前まで自宅で最期をみとることは一般的だったが、敦賀市の地域包括ケアシステムづくりは、まだ緒についたばかり。

介護保険制度も国の財政の関係で悪い方向へ動いて、それも改革が急だ。心配するのはひとり暮らしの高齢者が多い敦賀市、まだまだ制度の変化についていけない高齢者や施設関係者も多い。介護予防への準備は進むが、これもこれからだ。

最後の切り札は24時間の定期巡回サービスだが、時間や回数が限られる従来の訪問型事業と違って、1日に何度でも介護・看護サービスが受けられる。介護が必要な本人や家族には、深夜などの緊急事態にも対応してもらえるのが心強いが、人材の事業者の確保もこれからだ。

超高齢化社会への準備は春近しとは喜べない。
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