常態化の怖さと高浜の再稼働
Date:2016-02-05(Fri)

昨日は二十四節気の一つの立春。「暦の上では春に入り…」と挨拶もしたいが、寒さはまだしばらく、インフルエンザも子供から大人の職場へと広がりをみせている。インフルエンザと寒さは関係する。時期が時期だけに、いまがピークと思いたい。昨日は嶺南広域行政組合議会の代表者会議。挨拶に冒頭は高浜の再稼働だった。

1月29日に再稼働した、関西電力高浜3号機は、昨夜、原子炉の出力が100%に引き上げられ、フル稼働の状態。3号機は2月下旬に、国の最終的な検査を受け、問題がなければ、営業運転に入る。使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使うプルサーマルでは初めてでもある。

3号機が営業運転に入れば、新しい規制基準のもとでは、鹿児島県にある川内1号機と2号機に続き、国内の原子力発電所としては3基目で、電気料金の低下、いいのは嶺南地域の西の端とはいえ、地域に元気を呼び戻していることだ。敦賀から作業員が泊まり込みや朝早く、出勤している方もいる。動き出すというのは活気にもつながる。

動かないことが常態化すると怖い。昨夜も福井からの帰り、タクシーの運転手と言葉を交わすと「これまでもひどかったが、2月はそれ以上ーー。」との答えがかえる。タクシーは最も敏感に影響する業界だけに、「常態化が普通となると怖い」と運転手。

常態化の怖さでまったく話が変わるが、出版不況が深刻だ。1月下旬に出版科学研究所(東京)が発表した調査によると、2015年の書籍と雑誌を合わせた紙の出版物の推定販売金額は前年比5.3%減の1兆5220億円で、統計が始まった1950年以降で最大の減少となった。

ピークだった96年の2兆6564億円と比べると、市場の規模は6割弱に縮小したことになるとか。特にこれまで出版界を支えてきた優等生の雑誌の落ち込みが激しく、15年は前年比8.4%減だったとか。

理由ははっきりしている。インターネットを通じて簡単に本を買うことができ、パソコンやスマートフォンの普及で書籍の電子化も進む。今後もこの傾向は続くと思われ、常態化が進むと、なかなか立ち直れない。その常態化が進むなかでどう打破するか。高浜が嶺南地域では風穴を開け、大飯、美浜、つるがと安全を確認しながら一歩一歩、進むしかない。

それほど、この嶺南地域の産業構造が片寄ってしまっている結果でもある。敦賀港、製造業がある敦賀市と思いきや、最も影響を受けている産業構造が、転出超過数の増大や人口減少につながる現状に目をそらすことなく、どう対応するか、冷静に見つめて対応する時でもある。。
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