新たなビジネスモデル、完全制御型の植物工場
Date:2016-02-08(Mon)

完全制御型の植物工場とは、外部と切り離された閉鎖的空間において、完全に制御された環境、すなわち人工的光源、各種空調設備、養液培養による生産を行う植物工場のことを言うとか。見学すると、確かに工場だ。

敦賀市の和久野の規模は1日1万株で、国内最大級規模の完全制御型人工光植物工場が操業している。。工場内は、常に気温・室温が一定に保たれ、外因による影響が無いため、安定した収穫数量が確保できるだけでなく、ビタミン・ミネラルが豊富で、美味しい高品質な野菜の生産が可能とか。

主な生産品目はレタス・リーフレタス・フリルレタス・ロメインレタスの4種。工場は元旦を除く年間364日稼働予定で、工場内従業員として地元敦賀で2015年1月からパート従業員の現在約50名の雇用とか。

工場内で生産されたレタスは、農薬を必要とせず、露地栽培されたものと比較して細菌数が極端に少ないため、冷蔵庫内で長期間の品質維持が可能。

長期の保存可能性をメリットとする客船やフェリーなど船舶会社向けに営業活動を開始しているほか、敦賀の立地を活かし、関西以西マーケットへの販路拡大もありとか。

一方、高浜町が建設している「次世代大規模園芸施設」の一部であるトマトハウスが完成し、先月月末から本格的な出荷作業が始まった。施設名称が「ファーム&ファクトリー若狭」。

フルーツトマト「フルティカ」を中心にレタスやホウレンソウを栽培する閉鎖型植物工場とカット野菜工場も併設するとか。現在は首都圏が主な出荷先だが、今後は関西圏にも販路を広げていくという。

雇用は約150人規模。既に稼働しているトマトハウスでは、町や小浜市の約40人が働いている。今後施設が完成していくのに伴い、新たに雇用が必要となる。

栽培技術を標準化しており、雇用もパート・アルバイトでも作業が出来る。実際、敦賀でも奧さんがたが働いている。欠点としては高額の生産費用工場を設置するためには、各種設備をそろえる必要があり、高額の初期投資が必要である。また、生産に要する光熱費などの費用も相当額に上る。それだけに高浜町の後押しや民間でも大きな資本が用意できるとことか。いずれにしても新しい農業であり、鳥獣害や天候に心配することなく事業が展開できるだけに、交通の要衝、敦賀市の新しいビジネスモデルとも言えそうだ。
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