震災から5年ーー。
Date:2016-03-07(Mon)

昨日の昼すぎまでの野坂山の少年自然の家で海洋少年団と過ごした。もう春か、、梅が咲き、桜もつぼみも柔らかくなっている。

ところで東日本大震災から5年を前に被災地や福井県内に避難してきた人が、一番多かったのは敦賀市だ。原子力の関係で東芝プラントなど、家族ごと敦賀市に避難してきた。その大半が福島から避難者だった。現在では大半が敦賀を後にしている。

東北の避難は長期化しており、いまなお10万人に近い県民が避難生活を送っている。建物の崩壊や火災、津波など震災による直接的なものではなく、避難生活による体調悪化や過労など間接的な原因で亡くなる「関連死」としても多いとか。

震災から時間がたち、復興・災害公営住宅や新しく購入した自宅に移る住民が増えている一方で、仮設住宅にとどまる人もいる。
懸念されるのは、仮設住宅に残った人が孤立感を深めたり、再出発のために引っ越した人が新しい生活になじめずに不安を抱えたりすることだ。時間の経過とともに多様化している避難者の心や体の負担を見極め、的確に対応していくことが肝心だ。
 
自殺を招く恐れがあるうつ病やアルコール依存症もあると伺う。避難者の糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の発症割合は、震災前よりも高くなったとの研究結果がある。保健師による巡回指導を通して、習慣的な運動を勧め、健康改善を後押ししたい。

避難生活が長引けば長引くほど、避難者の心や体の負担は増えていく。関連死をなくすためには行政だけでなく、身近な人たちはもちろん地域全体で見守り、支え合うことが大切だ。

話を戻すが敦賀市の避難者は、当時、その数は正確ではないが、100を超えていた。一方、福井県の支援もあり、岩手県の陸前高田市などでがれきの撤去の初期の作業にあたった。あのときの被災地の状況は鮮烈な印象として残っている。その後、福井県として、被災者の介護支援などにのべ2500人があたった。

これからも被災地の風化させるのではなく、長期的に支援することが大事だ。被災地では、来年3月いっぱいで住宅を無償で提供する支援が打ち切られることから避難者を支え続けるためにはボランティアと行政、福祉との連携が一層重要になるとも思われる。
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