敦賀駅前整備の不安と期待
Date:2016-03-17(Thr)

北陸新幹線の金沢開業から14日で1年となった。7年後の2023年春の敦賀開業に向け、福井県内では新鉄路のつち音が響き始めた。敦賀でも新北陸トンネルの工事が現実のものとなってきた。

ところで、注目すべきニュースがある。「春旅行人気上昇エリアランキングトップ10」で、福井県が1位となった。楽天が運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」による今春の宿泊旅行の予約人数を基にした調査で、福井県は68・7%増と都道府県別でトップの伸び。北陸新幹線金沢開業で認知度が高まった。
 
集計によると、戦国城下町の栄華を残す一乗谷朝倉氏遺跡のある福井市は、期間中の宿泊旅行予約が前年同期比でほぼ倍増。あわら温泉(あわら市)を含むあわら・坂井市三国地区では、複数人の女性による宿泊予約が前年同期の倍以上になった。

なかでも県内で注目度が急上昇しているのは敦賀市だ。昨年十月に開館した「敦賀赤レンガ倉庫」や映画公開で話題となった故杉原千畝氏にちなんだ人道の港ムゼウムが呼び水となり、予約は2、4倍。いままでになかった効果だ。

これは、河瀬前市長時代に種を巻き渕上市長時代に花開いた成果だ。今後の運営が正念場となる。ところで、一昨日の新幹線対策特別委員会で敦賀駅西の整備についての構想が特別委員会に示された。

概ね了としたいが、整備する用地が国鉄時代のものか、どうかは定かではないが、市が整備している敦賀駅の交流施設や駅前広場の一部土壌から、基準値を超える鉛が検出されたなど完成が3年近く遅れたことや、敦賀市の駅前の施設をどうするのか、いまの今になっても示されないまま、今日に至っている。一昨日も市場調査と語るだけで、基本計画も示されないままだ。

私が問題にしているのは、これまでの実績から遅れること考慮しての余裕がないことだ。それも交流施設オルパークにしろ、駅前広場にしろ、遅れた実績と、福井駅周辺整備で計画が不十分なまま計画の延期をみてきた私には7年はあまりにも短すぎる。

それに敦賀駅西に渕上市長がどうしたいか、思いが伝わってことだ。それ以上に、市場調査によっては何もしないとの逃げ道が堂々と書かれている。確かに、駅前整備には多額の経費がかかる。それだけに早めの計画と決断が必要なことは明らかだ。

本気で新幹線開業に間に合わせる気があるのか、職員が頑張っているだけに不安でならない。正直、今回の提案は市長の思いも伝わってこないし、開業に間に合うのか、それも敦賀百年の計に沿うものか、計画が不十分なままで施工される、そんな不安と心配ばかりの提案と言わざるを得ない。

駅前に30億円を超える区画整理、河瀬市長時代にまかれた種がようやく花開きはじめ、ようやく新幹線開業が見え始め、実をつけぬままに終わらしていいのか、そんな不安と期待が交錯する駅前整備だ。それだけ危機感がほしい。
スポンサーサイト
【2016/03/17】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |