緩やかな見守り
Date:2016-03-26(Sat)

昨日は休みをとって早朝から甲子園、サンダーバードで戻って、昼と夜は姉妹都市、水戸市との研修生の受け入れと50周年の式典と、海洋少年団の団長として出席した。

その間、市役所の人事の発表も気になった。議会の事務局長も定年を迎え新しい人事が公表された。それぞれにとって大事な一日、大切な日、小学生、中学生、高校生、そして定年間際の人生と、個人的には客観的に冷静に、一方で不完全燃焼的な奇妙な一日だった。

というのも、センバツ高校野球、敦賀気比高校は投手戦の末、青森山田高校に1対で0で勝ち初戦を突破。良いことはいいとして贅沢だが投手戦は、観戦していて不完全燃焼という不思議な感覚が宿っていた。

もう一つあげると、夕方、気になっていた90歳の方をお伺いした。軽い認知症との診断を受けての生活、それでも買い物にも出かけ、自分で食事を作りちゃんと明るく生活している。住み慣れたところで生活を続けると、軽い認知症でも周りの人が気遣って、緩やかな見守りができる。

見守る側も、見守れる側も緩やかな関係とゆっくりとした時間の営みを感じる。

かたくなるが、2016年度の診療報酬改定で厚労省は、継続的な診療が必要な認知症の人などが、かかりつけ医を持ちやすくなるようにした。4月以降、認知症患者を継続的に診療している医者に、患者1人につき月1万5150円の報酬が支払われる。

同省の推計で、12年は約462万人だった認知症高齢者は25年には約700万人にまで膨らむ。政府が15年1月に策定した「認知症施策推進総合戦略」では、本人の意思を尊重し、住み慣れた地域で暮らし続ける社会を目指す。

かかりつけ医や認知症初期集中支援チームの整備で早期診断を促し、症状に適したケアを受けられる環境を整えるという。地方では90歳、百歳が当たり前の時代を迎える。

もう少し、かたくなるが、今月1日、最高裁は認知症の男性が線路に入り、電車にはねられて死亡した事故で、男性の妻や長男は民法上の監督責任は負わないとして、鉄道会社の賠償請求を棄却。家族に監督義務があるかは看護実態などを総合的に考慮すべきとの初判断を示した。特別な問題ととらえがちだが、いずれ身近な問題となる。一人世帯の高齢者が多い敦賀市もけっして他人事ではない。

認知症もいずれ、医療で克服可能な疾患と信じたい。それまでは地域で見守る枠組みづくりを急がなくてならない。
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