桜の満開は早すぎ
Date:2016-04-04(Mon)

若狭湾の春の風物詩「サヨリ漁」が4月1日、解禁。例年だと、桜の満開はその後。ところが、今年は早い。金ヶ崎、笙の川、いずれの桜も一斉に咲く。小学校、中学校の入学式にもサクラはつきものだ。

私の小中高と、いずれも桜の満開と結びつけている。次男が誕生日が4月11日、市立敦賀病院の病棟まえのサクラがちょうど満開だったと覚えている。

まさに、春を爛漫。春を彩る桜だが、先日、実はつぼみは夏にできていると書いたが、秋に花を咲かせず、越年するのはなぜだろう。

答えは子孫を残すため。桜が秋に咲いたらどうなるか。冬の寒さのために種を作ることができず、子孫を残せないのだという。コスモスや菊は種を作るまでの期間が短いが、桜は月日を要し冬の前に種を作り終えることができない。だから子孫を残すためにつぼみのまま越冬し、満を持して春に咲き誇る。桜のつぼみは「越冬芽(えっとうが)」と呼ばれる硬い芽に包み込まれ、冬の寒さをしのぐ。別名「休眠芽」。

秋から冬にかけ芽は眠っている。桜は冬の寒さで眠りから目を覚ます。冬に厳しい寒さを感じるほど、春の暖かさに敏感に反応するとか。これが「休眠打破」、逆に寒くないと咲かないこともあるとか。

東京などで九州よりも早く開花することがあるのはこのためだ。桜の開花は今年も一段と早い。「桜加速」の見出しが載る。

あと数十年もすれば小学校の入学式には、満開の桜を見ることもできないとも。
毎年、桜前線が発表されるが、クローン植物なるがゆえに、遺伝子が同じなので条件が整えば一斉に開花するとか。言い換えれば、世界でも類を見ない、全国津々浦々に配した生物気象観測レーダーと言える。しかし、最近、異常に開花が早い年がある。地球温暖化の影響かと危惧する。金ヶ崎のサクラも15日までは到底、もちそうにない。

早すぎず、遅すぎず。いいお目覚め、満開を、と桜に願うほかない。
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