熊本地震の教訓
Date:2016-04-17(Sun)

これほどの大地震が起きるとは誰が予想しただろう。最大震度7を観測した熊本地震、それも2度も。阪神淡路大震災、東日本大震災を契機に地震防災の関心は全国的に高まったが、南海トラフや首都直下型の地震に比べると、熊本の注目度は低かったのではないか。地震に穴場もない。想定外に発生するのが地震と思った。

震度7は九州で初めてとか。恐怖感は昼の地震より数倍大きくなる。阪神淡路大震災の早朝も怖かったとか。災害の少ない敦賀と言っても油断は大敵、対策は常にとるべきとの今回の教訓だ。宇土市の市役所がひとつの教訓だろう。

いずれにしても、今回の地震には幾つかの特徴がある。震源の深さが約11キロと浅く、比較的狭い範囲に被害が集中した。震動の周期は木造家屋にダメージを与えるとされる1〜2秒で、倒壊した住宅の下敷きになった犠牲者が多かった。

夜が明けてから本格化した捜索や救助の活動は、余震による二次災害の恐れがあるため、しばしば中断を強いられた。被災者が不安を募らせる一因ともなった。

東日本大震災は津波が広範囲に深刻な被害をもたらした。阪神大震災は都市を襲った災害で、ビルなどの倒壊もさることながら、地震による火災が多くの住民の命を奪った。熊本地震とは状況が異なる。

被災地に必要な支援もワンパターンではない。過去の災害から得た教訓は大切だが、今回の地震は現実を直視した柔軟な対応がいかに重要かを教える。20年前、5年前とそれぞれの教訓は大きい。
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