すべて停止して対応する必要があったのか。
Date:2016-04-22(Fri)

昨日は福井県原子力平和利用協議会定期総会。ことしで45回を迎えた。原子力平和利用にとって厳しい時代が続く中で、会長の神谷保男さんは今年で88歳、米寿祝いから懇親会が始まった。

米寿の由来は「米」の文字を分けると八、十、八と、この由来はとても分かりやすい。長寿祝いの代表とも言える。。米寿を祝う88歳は、男女共に平均寿命を超えて、本当の意味で長寿の祝いと言える。

長生きされる方が増えている現代でも、88歳迄健康で米寿祝いを受けられる。とくに、神谷先生は原平協だけに限らず、敦賀にとっても尊敬に値する米寿だ。3年前か、神谷さんは学校保健功労で瑞宝双光章を受けたおられる。教育から医療、福祉、介護と多様な場面で活躍されておられる。これからもお元気で敦賀のためにも原平協のためにも働いていただきたい。
 
ところで、日本文化に詳しい英国人デービッド・アトキンソンさんの著書「新・観光立国論」を読むと納得だ。日本の潜在的な観光資源を高く評価する一方で、せっかくの多様性を観光に生かしきれていないとの指摘は手厳しい。

日本を「足し算の文化」だという。例えば信仰では、もともとあった自然崇拝に対し、仏教やキリスト教などが入ってきても入れ替わらずに共存している。日本のPR写真のほとんどは桜だ。ならば、「外国人が好むだろう」という固定観念を押しつけないで、との提言も納得だ。

原平協に話を戻すと、総会後の社会保障経済研究所の石川和男さんの講演で「チェルノブイ事故のロシア、スリーマイル事故の米国と福島事故の日本の違いは、日本はすべての原子力発電所を停めて対応している」と、確かに安全は最優先だが、すべて停めて対応する必要があったのか、一律的に対応する日本、今後のエネルギー政策にも影を落としている。

確かに福島事故の影響は大きい。高浜がせっかく再稼働しても裁判所の判断で停止し、嶺南の原子力発電所はすべて停止状態。デビットさんの日本の多様性の文化と一律的な安全文化を論ずるのはおかしいが、どこかに固定観念がエネルギー政策にもあるように思えてならない。原子力が悪で再生エネが良とする一律的な議論にも通じる。

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