エンブレム作家デザインのあるオルパーク
Date:2016-04-28(Thr)

2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに採用された東京都在住のアーティスト、野老朝雄さんとJR敦賀駅の交流施設オルパークの関係。

正直、聞かされるまで知らなかった。駅前広場で、案内掲示のマークや英数字のデザインを担当したとのこと。元気なもので聞かされると、どことなくよく感じる。オルパークのデザインで、よく批判を受けるが、これでいい話題性ができた。

オルパークではトイレやロッカーなどのマークと、英字フォントをデザイン。出入り口に掲示している施設の案内板。広場でも「01」~「06」まであるバス停や「タクシーおりば」「身障者用停車場」などの案内板で、野老さんのデザインが使われている。勝手なものでシンプルだがどこかエンブレムデザインのシンプル性にも通じると思えてくる。

ところで、エンブレムの基本となった江戸小紋、地味で簡素な染め物に見えるが、よく見ると実に手が込んでいてぜいたく。そんな江戸小紋を江戸の人たちは「粋」とあからさまな華美より好んだ。茶、藍、鼠[ねずみ]と地味な単色が当時の特徴。

たびたびの奢侈[しゃし]禁令で制限された自由の中で育った人々の美意識が、浮世絵の中に残されるとか。

調べると、藍は江戸末期の浮世絵師歌川広重が大胆な構図とともに使い、世界を魅了した伝統色。形が異なる3種類45個の四角形をつなげて仕立てた市松模様は、チェック柄として世界にもなじみが深い。

野老さんが「つながる紋様」のデザインを始めたのは米中枢同時テロがきっかけとか。世界の断絶シンプルな模様を鮮やかに染め出す江戸小紋は職人の高い技術と手間に支えられた。東京五輪は準備を万全に、シンプルで選手や観戦者に好印象を与える「粋」な大会となるよう願う。同じように、時の人のデザインのあるオルパークももっと親しまれる存在にと願う。
スポンサーサイト
【2016/04/28】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |