観光の持続性を考える上での視点、登録有形文化財と今後
Date:2016-05-05(Thr)

『赤レンガ倉庫』の観光客が連休中も多い。その基本は県内でも有数のレンガ建築物。2009年1月には、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録。

外国人技師の設計によって1905年に建てられた当時は石油貯蔵庫として使われた敦賀港の繁栄の歴史の建造物。これに敦賀の明治後期から昭和初期のまちなみを再現して史実とエンターテイメント性を両立させた「鉄道と港のジオラマ」、「敦賀ならではの魅力的なレストラン」を付加価値を与え、歴史と文化と食を楽しむことができる新たな観光施設として生まれ変わった。

登録有形文化財としてはギリギリのところまで改造、改築を行っている。難しい選択だが、新たな息吹を吹き込むにはやむを得ないとも理解する。

このレンガ倉庫の他に、「きらめきみなと館」側には昭和レトロの雰囲気漂う現役の倉庫群がある。どう生かすか。

ところで、敦賀にドイツVW社のカブトムシと親しまれた車が存在する。空冷のエンジンで部品もほとんどなく、手作りで命をつないでいる。車も維持管理をすれば相当、乗れる。

そのドイツの名門が排ガス規制逃れで問題になった。続いて三菱自動車の燃費偽装が明るみに。VWはドイツ経済を揺るがすと騒がれ、三菱はリコール隠し後の度重なる不祥事として老舗企業の信用を失う事態となった。

愛馬、愛社(精神)など、日本人は運命をともにするものに「愛」を付けたがる。車も「愛車」と呼び相棒のような扱いだったが、売らんがための競争で、カタログ数字にこだわり過ぎて、おかしなことになってきた。VWと三菱はカタログ上の「数字神話」に追い立てられて信用を失った。それより長く使えて愛着のわく車を造った方が、息長く親しまれる存在になる。

赤レンガ倉庫、昭和8年倉庫群、人道のみなと「ムゼウム」に、歴史の宝庫である金ヶ崎と、息長く敦賀の観光の拠点を考えることも大事だ。
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