後手後手となった危機管理(若狭町給食センター問題)
Date:2016-06-03(Fri)

一昨日、敦賀市の学校給食センターを訪問させて頂き、若狭町の給食センター(北前川)の給食が原因で、町内八小中学校で集団食中毒が発生した問題での対応を伺った。

敦賀市の給食センターは若狭町とほぼ同時期の建設で、建設以来30年を超えるものの、衛生面での対応はこれまでも十分行ってきたが、若狭町のこともあり、入念に対応しているとのこと。

給食センターは、現代では「食」にまつわる多様な問題がクローズアップされており、こうした社会的な背景から施設にも大きな変換期が訪れている。施設計画における安全安心はもとより、環境、コストと大きく変わっている。敦賀市も現在のセンターが当時4億円を超える建設費がかかっていることから推定しても倍以上の建設費がかかり、今の財政状況からすぐに建て替えという選択しもない。

話を若狭町に戻すと、これまでの発症者とは別に、原因の給食を食べた子どもがいない家庭での発症例も出ている。発症者が続く理由の一つに、ノロウイルスへの注意喚起が後手に回った可能性があるとの指摘もある。

町が県二州健康福祉センターから発症者の検便からノロウイルスが検出されたとの報告を受けたのは23日午後八時。だが、町内の全十二校を通じて保護者にノロウイルスへの注意喚起をしたのは翌24日午前九時ごろになった。行政チャンネルやホームページでの周知も23日時点では一般的な感染症防止策にとどまり、原因がノロウイルスだと公表したのは24日午後三時ごろになってからだった。

遅れた理由について町は「混乱していて連携がうまく取れていなかった」と釈明しているが、20日金曜日の給食が発端であり、ツーデーマーチに参加した小学生も発症したことを考えると、若狭町の対応が後手後手にまわったとも推定される。

たらればは、言うべきでもないが、食中毒でノロウイルスの発症しやすい環境、土日の町あげてツーデーマーチもあって、私が伺う限り、若狭町の後手後手の対応が被害を拡大したとも言える。教訓としては危機管理において先を読んでの対応が必要だという教訓が読み取れる。
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