「知育、徳育、体育」の三徳的なバランス
Date:2016-06-08(Wed)

議員になって「食育」という言葉が最初なじまなかった。調べると、福沢諭吉の『学問のすすめ』、教育の基本「知育、徳育、体育」の「三育」、これが国は明治から今に至るまで「調和の取れた人格の形成」を重んじてきた。これに食育も教育のひとつと納得だ。

一方、都知事の桝添さんは知育、体育は学生の頃、抜群だったとか、ひとつ欠けるのが徳育というか、庶民的な常識だ。

教育も社会の人材育成も調和が大切だ。政治の世界にも言えると思う。

ところで、6月県議会は代表質問が行われ、西川知事は電力事業者から徴収する「核燃料税」について、新たに使用済み核燃料を課税の対象とすることに関し、「福井県が使用済み核燃料の貯蔵を引き受ける義務はないという従前からの主張を税制面からも具体化するものだ」と述べ、使用済み核燃料の県外搬出に向けて国や事業者の取り組みが重要だと強調。

また、西川知事はこのほか、廃炉が完了するまで核燃料税を課税する制度もあわせて導入することで、今後5年間で、原子力発電所が停止中の場合も、約440億円の税収を確保できるとの見通しを明らかにした。

県民にとって、ひとつの理屈が通りそうだが、原子力発電所を立地する敦賀市の市民にとって納得できる配分といえるだろうか。6割が県民、3割は立地市町で分配、1割は嶺南と、勝手な配分を県条例は決める。

もっと言うと、廃炉という稼がないところからへの課税、取りやすいところから取るという論法は、普通に考えれば、どこかおかしい。政治にも調和、「徳育」的な常識も必要ではないか。

一方、西川知事は国が新たな運営主体を検討している高速増殖炉、もんじゅについて「資源の乏しい我が国にとってもんじゅを生かすのか否か、最後の機会だと認識すべきだ。原子力機構の不備を指摘するだけの規制委員会を含め国の原子力政策に対する考えをまとめて政府一丸となった責任ある対応が必要だ」と述べ、5日、県内を訪れていた菅官房長官にこうした要請をしたことを明らかにした。これは西川知事の考えがバランスのとれた考えと思う。原子力規制委員会のこれまでの規制はどこか、一方的で、徳育的なバランスに欠ける。
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