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一般質問
Date:2016-06-09(Thr)

昨日は一般質問の締切日。質問内容の詳細を市職員に説明し、これをもとに市長など答弁を作成する。大半の議会で行われている。市民からすると、不思議な光景と思うが、国会、県会でも行われている。これをもとに、最初の市長の答弁が適確になり一問一答で議場の議論が活発になる。

私は2番目、質問時間は初日14日の午前中。内容は
1. 熊本地震の教訓を受けての対応について2. 男女共同参画センターについて
3. ハーモニアスポリス構想の具現化について
4. ハーモニアスポリス構想、新幹線、市庁舎などの進め方と組織体制について

どのような答弁があるか、建設的な市政の政策論争ができれば議員としても充実感を感じる時間でもある。ところが、都議会の昨日の一般質問、都知事の問題に終始、都議の立場からすると、どれだけむなしい時間だったか、推察できる。

首都の知事、「信なくば立たず」だ。ある意味、税金の無駄使いと言われてもしかたがない。
ところで、どこの書店でも田中角栄人気の復活だ。書店には関連本がずらりと並び、どれもよく売れている。仕事柄か、すぐに買って読んだ。田中角栄だ。政治に関心のなかった私だが、「日本列島改造論」だけは違った。うすぺらい本だったが、確かにあの頃は新しい日本のかたちへの予感があり、それが日々実現していく実感があった。北陸新幹線もその流れだ。

田中角栄はいわゆる「財界のひも付き献金」を嫌い、自前で打ち出の小づちを振って財界の言いなりにならなかった。いま米国の大統領選で金融資本を非難し、資金の自力調達を主張してきたトランプ候補が共和党の指名を確実にした人気にも通じるようにも思う。

いまでは通じないが、角栄はその金を派手にばらまいた。相手は高級官僚から政治記者にまで及んだ。結局、最後はロッキード事件で司直の手に落ちたのだが、どこか、スケールの大きさを感じた。

みみっちい舛添都知事、田中時代を懐かしく思い出すのも庶民感情だろうか。当時反目した青嵐会の石原慎太郎氏にしても、今は田中ブーム再来の旗振り役を務めている。

功罪あった田中政治だが、もっとも懐かしく思い出されるのは「思いっきり仕事をしてくれ。責任はすべて私が負う」というセリフである。

都知事の言い逃れ、責任を回避と、税金で仕事をするもの常識があるはずだ。小さな市政でも、ある意味、反面教師だと、日々、律することは言うまでもない。
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