小浜市の観光戦略に学ぶもの
Date:2016-07-18(Mon)

昨日は小浜市長選の告示日。朝9時の出陣式と、午後5時の当選祝いに参加。現職の松崎晃治氏(58)以外に立候補者はなく、松崎氏が無投票で3選を果たした。松崎氏は初当選以来3期連続の無投票当選。こういう例も珍しい。敦賀市ではまず考えられない光景だ。小浜市での松崎氏の氏の人気、評判とも絶大であることは確かだ。まずは当選を祝したい。

最大の懸案は、北陸新幹線小浜・京都ルートの推進や交流人口の増加、経済活性化などメニューはあるが、人口減少は3万人を切り、過疎化、空き家の増加、農家などの後継ぎ不足による耕作放棄地の増加など、まさに日本全国が掲げる地方都市の悩みの典型といってもいい。

いま、小浜市はJR小浜駅に近い中心市街地に地域の観光施設「まちの駅」を開設した。市内から移築・復元した明治期の芝居小屋「旭座」を中心に、観光案内所や土産物コーナーなどを備えた複合施設だ。昨日も午前10時過ぎと、夕方の午後4時頃、ぶらっとのぞいたが時間帯が悪いのか、人影はまばらだ。

同市を訪れる年間観光客数は、市が舞台の一つとなったNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の放映効果による08年の183万人をピークに10年には134万人まで減少。舞鶴若狭自動車道が全線開通した14年は167万人に回復した。2015年の観光客数は14年を6万人下回る161万人と苦戦している。この状況は敦賀市も同様だ。

昨年3月に金沢まで開業した北陸新幹線は22年度に敦賀まで延伸する予定で、小浜観光にとって好条件が整いつつあるのは確かだ。一方で市中心部の商店街は昼間でも人通りが少なく、市の人口も減少が続く。

そこで、舞鶴若狭自動車道小浜インターチェンジ(IC)近くの「道の駅」、小浜漁港に隣接する「海の駅」と連携し、滞在型の観光集客もくろむが、道半ばといより前途多難との印象だ。形はでき、各駅をつなぐレトロバスも立派だが、今一つ、観光客増加につながる、何かが足らない。
 

昨日の松崎市長の公約に「観光経営」という、言葉があった。どこの地方都市も税収の多くを観光に注ぐが、費用対効果という点で一時的な効果はのぞめても持続可能な効果には限界があり、小浜市の観光戦略はまさに敦賀市の反面教師でもある。
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