一枚岩での対応が必要な北陸新幹線
Date:2016-08-03(Aed)

渕上隆信市長の1日の定例会見での発言は敦賀市民としてはもっともな発言だ。嶺北の有力者鯖江市長などによる要望書では、関西や中京からの利用者が新幹線と在来線の距離が離れている敦賀駅で乗り換えになると不便で、来県者の減少につながることを懸念。乗り換え拠点を福井駅にするよう求めた、ことへの反発だ。

新聞報道にあったように、市長は「(不便さを)解消するために(ムービングうオークの布設)など、必死で頑張っている。努力をどうみているのか。福井県は一枚岩でやっているのではなかったのか」と。まったく、その通りだ。
 
それ以前に、旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートライフスタイル(東京)が発表した2015年度の宿泊旅行調査によると、福井県の延べ宿泊者数(推計)は約136万人で、前年度の約150万人から減少した。一方で石川、富山、長野の各県は軒並み好調で、北陸新幹線の金沢開業による明暗。ハード面に頼ることも大事だがソフト面の努力不足。

旅行業者によると、福井県嶺北の魅力は勝山の恐竜博物館は別としても、各観光地のおもてなしの対応が旧態依然の体質で金沢開業のおこぼれに過ぎず、すぐに失速すると見ていたとか。

ところで、都知事選挙に破れた増田さんが、2年前に「全国の市区町村の半数が将来消滅する可能性がある」とぶち上げた。増田さんがまず注目したのは、子供を産む若年女性の数。この層が都市に流出して減り続ければ、いくら出生率が上がっても地方の人口減は止まらない。

かくして、敦賀市はかろうじて入っていないが、福井県の多くの市町が消滅可能性都市と判定された。

対策として、増田さんが提案したのは、地方に魅力ある中核都市を整備して若者の流出を食い止めるとともに、東京圏の高齢者に地方移住を勧めることだった。末端集落の切り捨てにならないか、効率優先ではないか、など批判もあるが議論のたたき台にはなる。

いずれにしても、福井県の人口減少は深刻で、敦賀市も含め嶺南は、それ以上に深刻だ。その起爆剤のひとつが北陸新幹線の福井から敦賀へ、そして小浜ー京都ルート。まさに一枚岩での対応が必要なときだ。
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