角栄ブーム
Date:2016-09-08(Thr)

昨夜、茄子(ナス)を揚げ出し豆腐と共に味わった。秋茄子の取れ立てはうまい。まだまだ暑いが秋茄子と秋鯖は「嫁に食わすな」とことわざにある。秋ナスは皮が軟らかく、実もしまっておいしい。だから食わすなが一般的だが、四国では、嫁の体をいたわり、案ずる。ナスは体を冷やして健康上、よくないと、別の解釈もある。

昨夜、ひょこっと、本屋を訪れると、いまだに田中角栄の本が並ぶ。再評価ブームである。日本列島改造論、日中国交回復…。高等小学校卒で宰相に上りつめた“コンピューター付きブルドーザー”。バイタリティーあふれる足跡をたどる本。日本列島改造輪は薄い本だったが、当時、四国育ちが神戸に来て、学生時代、読んだこともあり、夢がつまっていたように思えた。高度成長の真っ只中だ。北陸新幹線.敦賀延伸もその延長線上だ。

大臣就任時に「思い切って仕事をしてください。責任は全てもつ」と訓示した官僚操縦術しかり。「人間誰しも出来損ない。出来損ないを愛せなければ政治家は務まらない」の言葉は立身出世だけでない人情味をよく伝えている。

そして、乗船実習でカナダのバンクーバーでのトップ記事、「日本の首相、田中角栄逮捕」は、英語でも直ぐ理解できた。「政治とカネ」で糾弾され、刑事被告人へ。鮮烈な登場と、輝かしい実績を、そして凋落。人生ドラマでもこうはいかない。

それだけ、「角栄ブーム」は心に響くのか。言葉に乏しい、今の政治、政治家のありようを映している気がしてならない。中央も地方もだ。

大臣就任時に「思い切って仕事をしてください。責任は全てもつ」と訓示。いまでも色あせない。「人間誰しも出来損ない。出来損ないを愛せなければ政治家は務まらない」も同じだ。迫力とぐいぐい人を引き付けて、仕事をさせられても、させられたと感じない、そんな指導者は少ない。怒るにも愛情が必要だ。角栄語録は今を生きる政治家の道しるべとも思える。
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